教育資金シミュレーション
教育費で家計が行き詰まるのは、総額が大きいからではありません。 特定の年に集中するからです。このツールは進路ごとの教育費を 年単位で積み上げ、いちばん高くなる年と 積立が足りなくなる年、そして 不足をなくすために必要な毎月の積立額を出します。
文部科学省の学習費調査・大学納付金調査にもとづく試算(データ基準日 2026-09-09)
⚠️ 入力の前提
学習費は文部科学省の調査の平均値です。授業料だけでなく給食費・塾や習い事の費用を 含んだ総額ですが、家庭による差が非常に大きい項目です。年齢は4月1日時点で判定し、 早生まれの扱いは考慮していません。
自宅外通学の費用は地域と暮らし方で大きく変わります。既定値は目安なので、想定する地域の家賃で置き換えてください。
必要な毎月の積立額
30,608円
いまの積立額との差 608円
教育費の総額
21,790,992円
児童手当を引いた額
19,030,992円
いちばん高くなる年
12年後
その年の教育費
2,841,405円
不足
15年後に 147,007円
受け取った児童手当
2,760,000円
初期表示はサンプル条件(9歳・6歳の2人/高校まで公立・大学は私立/積立3万円)による試算です。
⚠️ 注意
- 15年後に教育資金が足りなくなります(最大 147,007円の不足)。毎月の積立を 30,608円 まで増やすと不足がなくなります。
- 第3子以降の数え方は、22歳到達後最初の3月31日までの子を上から数えます。本ツールは入力した順に第1子・第2子…として数えます。
- 学習費は文部科学省の調査の平均です。塾や習い事の費用は家庭差が非常に大きく、平均より多くかかることも少なくありません。
教育費の山と、積立残高の推移
棒が毎年の教育費、線が積立残高です。線が0を下回る年が不足の年です。
JavaScript が無効な場合、グラフは表示されません。下の表で同じ内容を確認できます。
お子さまごとの教育費
いまの年齢から、選んだ進路を最後まで進んだ場合の合計です。
| お子さま | 進路 | 教育費 | 児童手当 | 差引 |
|---|---|---|---|---|
| 1人目(9歳) | 幼稚園:公立 / 小学校:公立 / 中学校:公立 / 高等学校:公立 / 大学:私立 | 10,185,761円 | 1,200,000円 | 8,985,761円 |
| 2人目(6歳) | 幼稚園:公立 / 小学校:公立 / 中学校:公立 / 高等学校:公立 / 大学:私立 | 11,605,231円 | 1,560,000円 | 10,045,231円 |
「どこから私立にするか」で総額はどれだけ変わるか
いま入力しているお子さまの人数・年齢のまま、進路だけを揃えて比べた場合の総額です。
| 進路パターン | 総額 | すべて公立との差 |
|---|---|---|
| すべて公立+国立大学 | 16,467,672円 | — |
| 高校まで公立+私立大学 | 21,790,992円 | 5,323,320円 |
| 高校から私立+私立大学 | 25,593,741円 | 9,126,069円 |
| 中学から私立+私立大学 | 32,045,684円 | 15,578,011円 |
| すべて私立+私立大学 | 44,670,330円 | 28,202,657円 |
年ごとの教育費と残高を見る
| 年 | 在学 | 教育費 | 児童手当 | 家計から | 積立残高 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0年後 | 小学校(公立)4年 / 小学校(公立)1年 | 733,198円 | 240,000円 | 600,000円 | 2,526,802円 |
| 1年後 | 小学校(公立)5年 / 小学校(公立)2年 | 740,530円 | 240,000円 | 600,000円 | 3,062,076円 |
| 2年後 | 小学校(公立)6年 / 小学校(公立)3年 | 747,935円 | 240,000円 | 600,000円 | 3,606,003円 |
| 3年後 | 中学校(公立)1年 / 小学校(公立)4年 | 936,594円 | 240,000円 | 600,000円 | 3,977,589円 |
| 4年後 | 中学校(公立)2年 / 小学校(公立)5年 | 945,960円 | 240,000円 | 600,000円 | 4,350,957円 |
| 5年後 | 中学校(公立)3年 / 小学校(公立)6年 | 955,420円 | 240,000円 | 600,000円 | 4,726,066円 |
| 6年後 | 高等学校(全日制)(公立)1年 / 中学校(公立)1年 | 1,209,500円 | 240,000円 | 600,000円 | 4,858,347円 |
| 7年後 | 高等学校(全日制)(公立)2年 / 中学校(公立)2年 | 1,221,595円 | 240,000円 | 600,000円 | 4,982,503円 |
| 8年後 | 高等学校(全日制)(公立)3年 / 中学校(公立)3年 | 1,367,003円 | 240,000円 | 600,000円 | 4,964,975円 |
| 9年後 | 私立大学(学部平均)1年 / 高等学校(全日制)(公立)1年 | 2,163,242円 | 240,000円 | 600,000円 | 4,150,683円 |
| 10年後 | 私立大学(学部平均)2年 / 高等学校(全日制)(公立)2年 | 1,919,362円 | 120,000円 | 600,000円 | 3,435,841円 |
| 11年後 | 私立大学(学部平均)3年 / 高等学校(全日制)(公立)3年 | 2,075,782円 | 120,000円 | 600,000円 | 2,543,134円 |
| 12年後 | 私立大学(学部平均)4年 / 私立大学(学部平均)1年 | 2,841,405円 | 120,000円 | 600,000円 | 858,023円 |
| 13年後 | — / 私立大学(学部平均)2年 | 1,298,131円 | 0円 | 600,000円 | 545,633円 |
| 14年後 | — / 私立大学(学部平均)3年 | 1,311,112円 | 0円 | 600,000円 | 210,890円 |
| 15年後 | — / 私立大学(学部平均)4年 | 1,324,223円 | 0円 | 600,000円 | -147,007円 |
| 16年後 | — / — | 0円 | 0円 | 0円 | 208,583円 |
この数字をどう読むか
総額は判断に使えない。使えるのは「山の高さ」
「子ども1人に1,000万円」という数字はよく見ますが、これは20年以上かけて払う総額です。 20年で割れば年50万円。この平均値を見るかぎり、教育費は怖くありません。
実際に家計が行き詰まるのは、教育費が特定の年に集中するからです。 大学の入学年には入学金と初年度の授業料と受験料が同時に来ます。自宅外なら引越と 敷金礼金も加わります。そこに下の子の高校入学が重なれば、その1年の教育費は 平均の何倍にもなります。上のグラフの棒が高くなっている年が、その山です。
「毎年の家計から出せる額」を先に決める
教育費のすべてを積立で用意する必要はありません。給食費・教材費・習い事の月謝は、 いまも毎月の家計から払っているはずです。積み立てておくべきなのは 家計から出しきれない、山の部分だけです。
「毎年の家計から出せる額」を0円のままにすると、総額をすべて積立で用意する前提になり、 必要な積立額が実態より大きく出ます。いま教育関係に毎月いくら払っているかを 家計収支シミュレーションで 確認して入れると、必要額がぐっと現実的になります。
進路を決めるのは、いまではない
お子さまが小さいうちは、進路が決まっていないのが普通です。だからこそ、 どこから私立にするかで総額がいくら変わるかを先に知っておく意味があります。 上の比較表は、同じ人数・同じ年齢のまま進路だけを揃えて並べたものです。
差がいちばん大きく出るのは中学からの私立と大学の区分です。 「中学から私立に行きたいと言われたら、いくら足りなくなるか」を数字で知っておけば、 そのときに慌てずに済みます。いま進路を決める必要はありませんが、 幅を知っておくことはできます。
使う時期が決まっているお金の置き場所
教育資金は、老後資金と違って 使う時期をずらせません。大学の入学金は 相場が下がるまで待ってはくれません。だから運用の考え方も変わります。
使うまでの期間が長いうちは値動きのある資産で増やす余地がありますが、 必要な時期が近づくほど、預金など元本の確実な置き場へ移していくのが基本です。 上の「想定利回り」を高く置けば必要な積立額は小さく出ますが、 その利回りが実現しなかった場合の不足も同時に確認してください。 利回りを1%と3%で入れ替えて、必要額がどれだけ動くかを見ておくことをおすすめします。
教育費を優先しすぎない
教育費には奨学金・教育ローンという手段がありますが、 老後資金には借りる手段がありません。教育費を優先して老後の準備を止めると、 最終的に子ども世代の負担になることがあります。 老後資金・資産寿命シミュレーションと あわせて、両方が成り立つ配分を探してください。
この試算が扱っていないこと
- 高等学校等就学支援金・高等教育の修学支援新制度などの支援は含みません(所得により受けられます)
- 奨学金・教育ローンを使う前提の計算はしていません
- 私立中学・私立高校の受験料は計上していません(大学受験の費用のみ)
- 大学は学部平均です。理系・医歯系・薬学系は平均より大きくかかります
- 年齢は4月1日時点で判定し、早生まれの扱いは考慮していません
- 第3子以降の数え方は、入力した順を第1子・第2子として扱う簡易な方法です
よくある質問
教育費のデータはどこから取っていますか?
幼稚園から高校までは文部科学省「子供の学習費調査」の1年あたりの学習費(授業料・給食費・学校外活動費を含む総額)、大学は文部科学省の私立大学等の学生納付金調査と国立大学の標準額を使っています。いずれも平均値です。塾や習い事の費用は家庭差が非常に大きいため、平均より多くかかることも少なくありません。
総額よりも「ピークの年」を見るべきなのはなぜですか?
教育費で家計が行き詰まるのは、総額が大きいからではなく、特定の年に集中するからです。上の子が大学に入る年と下の子が高校に入る年が重なると、その1年だけ支出が数倍になります。総額を年数で割った平均では、この山が見えません。本ツールは年ごとに積み上げ、いちばん高くなる年とその金額を表示します。
「必要な毎月の積立額」はどう計算していますか?
毎年の教育費のうち家計から出せる分を差し引き、残りを積立から取り崩していったときに、残高が一度もマイナスにならない最小の積立額を探しています。想定利回り・教育費の上昇率・児童手当を織り込んだうえでの金額です。前提を変えると必要額も変わるため、利回りを低めに置いた場合も確認しておくと安心です。
児童手当は含まれますか?
含められます。3歳未満は月1.5万円、3歳から高校生年代までは月1万円、第3子以降は月3万円として、高校生年代の終わりまで受け取る前提で計算します。第3子以降の数え方は入力した順を第1子・第2子として扱う簡易な方法です。チェックを外すと児童手当を計算に入れずに試算できます。
自宅外通学の費用はどう入れればよいですか?
地域と暮らし方で大きく変わるため、月額の生活費と入学年の初期費用を入力する形にしています。既定値は目安なので、想定する地域の家賃相場に置き換えてください。仕送りだけでなく、帰省の交通費も見込んでおくと安全です。
学資保険とNISAのどちらで貯めるべきですか?
本ツールは貯め方を問わず、想定利回りだけで残高を計算します。利回りを1%以下に置けば学資保険や預金に近い前提に、3〜5%に置けば投資信託で運用する前提に近くなります。使う時期が決まっているお金なので、必要な時期が近いほど値動きのある資産の割合は下げるのが基本です。関連記事で考え方をご確認ください。
入力した内容は保存されますか?
保存しません。計算はすべてお使いのブラウザの中で完結し、入力したお子さまの年齢や積立額が当社のサーバーへ送信されることはありません。ページを閉じると入力内容は消えます。
計算に使ったデータの出典
- 文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」(令和8年1月16日訂正版)
- 文部科学省「私立大学等の令和7年度入学者に係る学生納付金等調査結果」/国立大学の授業料・入学料の省令標準額
- こども家庭庁「児童手当制度のご案内」
- 日本学生支援機構「学生生活調査」
データ基準日 2026-09-09。調査の更新により変わることがあります。
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このツールの計算に用いている制度の数値は、以下の一次資料にあたって確認しています。 制度は年度ごとに変わるため、実際の手続きの前に最新の内容をご確認ください。
- 子供の学習費調査 (文部科学省)
- 私立大学等の入学者に係る学生納付金等調査結果 (文部科学省)
- 児童手当制度のご案内 (こども家庭庁)
⚠️ ご利用にあたっての注意(免責事項)
- 試算結果は、入力した条件に基づく概算です。将来の運用成果・賃料・金利・売却価格などを保証するものではありません。
- 税金・社会保険料・各種制度を完全には反映していない場合があります。
- 金融機関の融資審査の結果を保証するものではありません。
- 本ツールは特定の金融商品・不動産の購入を勧めるものではなく、個別の投資助言ではありません。
- 契約・投資の最終判断は、利用者ご自身の責任で行ってください。必要に応じて、税理士・FP・金融機関・不動産の専門家等へご確認ください。
- 入力内容は計算のためにのみ使用され、サーバーやデータベースには保存されません。