資産の取り崩し

老後資金・資産寿命シミュレーション

金融資産・年金などの収入・毎月の生活費・運用利回り・物価上昇率を入力すると、老後資金が何歳まで持つか、あるいは終了年齢まで維持するために毎月いくら使えるかを試算します。年齢ごとの資産残高、収入・生活費・取り崩しの内訳まで確認できます。

⚠️ このシミュレーションの前提

本シミュレーションは、入力した運用利回りが毎月一定で続くと仮定した概算です。実際の運用では価格変動があり、同じ平均利回りでも下落が起きる時期によって資産寿命は変わります。特に取り崩し初期の下落は資産寿命を大きく縮めることがあります。過去相場データやモンテカルロ計算は用いていません。

入力内容はお使いのブラウザ内で計算され、当社のサーバーやデータベースには保存されません。

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40〜95

開始年齢より上・最大110

現金・預貯金・株式・投資信託等のうち、老後生活費に使う予定の合計(自宅などの不動産は含めない)

公的年金・企業年金・家賃収入等。税金・社会保険料を差し引いた後の手取り額で入力

税金・社会保険料・住居費・食費・光熱費・医療費等を含む毎月の支出。一時的な大型支出は下の詳細設定へ

%

−20〜20

%

−5〜10

詳細設定(任意)
%

0〜5(利回りから差し引く簡易モデル)

%

−5〜10

一時的な大型支出(最大3件)

一時支出は、指定した年齢になる年の初月にまとめて控除します。用途区分は計算には使わず、結果の説明にのみ使います。

これらは統計値や推奨値ではなく、操作確認用のサンプル条件です。

サンプル条件による試算 / 資産寿命

83歳10か月

資産が初めて生活費を賄えなくなる時点です。

試算終了年齢時の資産残高

0円

初年度の毎月不足額

60,000円

資産からの総取り崩し額

26,903,605円

累計運用損益

6,903,605円

累積未充足生活費

50,212,164円

終了時資産の現在価値

0円

各月は「運用損益 → 年金等収入 → 生活費 → 一時支出」の順で反映します。収入が生活費を上回る月は、余剰額を資産に加えます。

▲ 実線=名目資産残高、破線=現在価値換算後の残高。詳しい数値は下の年次表をご覧ください。

▲ 年金等収入・生活費・資産からの取り崩し・一時的な大型支出の推移です。

年齢別の資産推移

年齢ごとの資産・収入・生活費・取り崩し・現在価値(開閉)
年齢年初資産 運用損益年金等収入 生活費一時支出 取り崩し収支余剰 未充足年末資産 現在価値
65歳 20,000,000 550,570 2,640,000 3,390,690 750,690 19,799,880 19,411,647
66歳 19,799,880 544,103 2,640,000 3,458,504 818,504 19,525,479 18,767,281
67歳 19,525,479 535,540 2,640,000 3,527,674 887,674 19,173,346 18,067,472
68歳 19,173,346 524,783 2,640,000 3,598,227 958,227 18,739,901 17,312,772
69歳 18,739,901 511,731 2,640,000 3,670,192 1,030,192 18,221,440 16,503,720
70歳 18,221,440 496,280 2,640,000 3,743,596 1,103,596 17,614,124 15,640,838
71歳 17,614,124 478,322 2,640,000 3,818,468 1,178,468 16,913,979 14,724,636
72歳 16,913,979 457,746 2,640,000 3,894,837 1,254,837 16,116,888 13,755,609
73歳 16,116,888 434,437 2,640,000 3,972,734 1,332,734 15,218,592 12,734,237
74歳 15,218,592 408,274 2,640,000 4,052,188 1,412,188 14,214,677 11,660,986
75歳 14,214,677 379,133 2,640,000 4,133,232 1,493,232 13,100,578 10,536,310
76歳 13,100,578 346,886 2,640,000 4,215,897 1,575,897 11,871,567 9,360,650
77歳 11,871,567 311,401 2,640,000 4,300,215 1,660,215 10,522,754 8,134,431
78歳 10,522,754 272,540 2,640,000 4,386,219 1,746,219 9,049,075 6,858,068
79歳 9,049,075 230,161 2,640,000 4,473,943 1,833,943 7,445,292 5,531,962
80歳 7,445,292 184,116 2,640,000 4,563,422 1,923,422 5,705,987 4,156,502
81歳 5,705,987 134,255 2,640,000 4,654,691 2,014,691 3,825,551 2,732,065
82歳 3,825,551 80,418 2,640,000 4,747,784 2,107,784 1,798,184 1,259,016
83歳 1,798,184 22,910 2,640,000 4,842,740 1,821,094 381,646 0 0
84歳 0 0 2,640,000 4,939,595 0 2,299,595 0 0
85歳 0 0 2,640,000 5,038,387 0 2,398,387 0 0
86歳 0 0 2,640,000 5,139,155 0 2,499,155 0 0
87歳 0 0 2,640,000 5,241,938 0 2,601,938 0 0
88歳 0 0 2,640,000 5,346,776 0 2,706,776 0 0
89歳 0 0 2,640,000 5,453,712 0 2,813,712 0 0
90歳 0 0 2,640,000 5,562,786 0 2,922,786 0 0
91歳 0 0 2,640,000 5,674,042 0 3,034,042 0 0
92歳 0 0 2,640,000 5,787,523 0 3,147,523 0 0
93歳 0 0 2,640,000 5,903,273 0 3,263,273 0 0
94歳 0 0 2,640,000 6,021,339 0 3,381,339 0 0
95歳 0 0 2,640,000 6,141,765 0 3,501,765 0 0
96歳 0 0 2,640,000 6,264,601 0 3,624,601 0 0
97歳 0 0 2,640,000 6,389,893 0 3,749,893 0 0
98歳 0 0 2,640,000 6,517,691 0 3,877,691 0 0
99歳 0 0 2,640,000 6,648,044 0 4,008,044 0 0

シナリオ比較

運用利回りと物価上昇率の前提を変えた比較です。予測ではなく、前提を変えたときに結果がどれだけ動くかを確認するためのものです。

シナリオ 資産寿命 終了年齢時資産 累積未充足額
慎重
運用利回り −2pt / 物価上昇率 +1pt
79歳1か月 0円 92,157,085円
基準
入力値どおり
83歳10か月 0円 50,212,164円
参考
運用利回り +2pt / 物価上昇率 −1pt
98歳9か月 0円 2,681,147円

資産寿命とは

資産寿命とは、老後に保有資産を取り崩していったとき、その資産が何歳まで持つかを表す考え方です。年金などの収入だけで生活費を賄えれば資産は減りませんが、多くの場合は不足分を資産から取り崩すため、資産は少しずつ減っていきます。資産寿命は「いくら持っているか」だけでなく、「毎月いくら足りないか」「どのくらいの利回りで運用できるか」「物価がどれだけ上がるか」によって大きく変わります。このシミュレーションは、その減り方を年齢ごとに見える化し、資産が初めて生活費を賄えなくなる時点を82歳7か月のように示します。

老後資金は「総額」だけで判断できない

「老後資金は〇〇万円必要」という総額の議論をよく目にしますが、同じ資産額でも、毎月の収支・運用・物価・寿命の前提が違えば、持つ年数はまったく変わります。大切なのは平均額に当てはめることではなく、ご自身の手取り収入と支出を入れて、資産がどう推移するかを確かめることです。総額だけを見て安心したり不安になったりするより、「この条件なら何歳まで持つか」を具体的な数字で把握するほうが、現実的な備えにつながります。

年金収入と生活費の差を確認する

資産の減り方を決める最大の要素は、毎月の収入と生活費の差です。年金などの手取り収入が月22万円、生活費が月28万円なら、毎月6万円を資産から取り崩すことになります。この差が小さいほど資産は長持ちし、大きいほど早く尽きます。まずはご自身の年金見込額(手取り)と、実際の生活費を把握することが出発点です。収入が生活費を上回る月は、余剰額が資産に積み上がるため、本ツールでも「収支余剰」として集計します。

運用しながら取り崩す考え方

資産を現金のまま取り崩すのと、一部を運用しながら取り崩すのとでは、資産寿命は変わります。運用で得られる利益が取り崩しの一部を補えば、資産の減りはゆるやかになります。本ツールは、各月について「運用損益 → 年金等収入 → 生活費 → 一時支出」の順に反映し、運用しながら取り崩す過程を月次で計算します。ただし運用にはリスクが伴い、利回りが常にプラスとは限りません。運用の比率や利回りの前提は、慎重に置くことが大切です。

インフレが資産寿命に与える影響

物価が上がると、同じ生活を続けるために必要な金額も年々増えます。物価上昇率が年2%なら、20年後には同じ生活に約1.5倍の金額がかかる計算です。生活費が増えれば取り崩し額も増え、資産寿命は縮みます。本ツールは物価上昇率を反映して生活費を毎月増やし、さらに将来の資産残高を「現在の購買力」に引き直した現在価値でも表示します。名目上は資産が残っていても、実質的な価値は物価上昇によって目減りしている点に注意してください。

運用利回りが一定ではない点に注意

本ツールは、入力した運用利回りが毎月一定で続くと仮定した決定論的なモデルです。しかし実際の市場は、同じ平均利回りでも年ごとに大きく上下します。特に取り崩しを始めた初期に大きな下落が起きると、目減りした資産から生活費を引き出すことになり、その後相場が回復しても資産寿命が想定より短くなることがあります(収益率の順序による影響)。この影響は一定利回りの試算では完全には再現できません。利回りは複数のシナリオで比較し、低めの前提でも成り立つかを確認してください。

一時的な医療・介護・住宅費を考える

老後には、毎月の生活費とは別に、まとまった支出が発生することがあります。医療・介護、住宅の修繕、車の買い替え、子や孫への贈与などです。これらを毎月の生活費に平準化してしまうと、実際の資産の動きと乖離します。本ツールでは「一時的な大型支出」として、発生する年齢・金額・用途区分を最大3件まで入力でき、その年に資産から控除します。大きな支出の見込みがある場合は、あらかじめ織り込んでおくと、より現実に近い資産寿命が分かります。

資産を残す目標も設定する

資産をちょうど使い切る計画もあれば、相続などのために一定額を残したい場合もあります。モードB(毎月いくら使えるか)では、終了年齢時に残したい資産額を指定すると、その残高を維持しながら初年度に使える最大の月額生活費を逆算します。残したい額を大きくするほど、毎月使える生活費は少なくなります。使い切り前提か、いくら残すかで、取り崩せる金額は変わります。ご自身の希望に合わせて設定してください。なお、NISA口座の資産も必要に応じて部分的に売却して生活費に充てられますが、本ツールはNISA・特定口座・預貯金を区別せず一つの資産として計算します。非課税枠の復活や税金を含む制度の詳細は、新NISA積立シミュレーションをご確認ください。

シミュレーション結果の読み方

資産寿命が試算終了年齢に届かない場合は、生活費を見直す、運用の前提を変える、収入を増やす、一時支出を抑えるといった対策の効果を、数字を変えながら確かめられます。逆に大きく余裕がある場合は、使える生活費を増やす、あるいは資産を残す計画も検討できます。累積未充足生活費は、資産が尽きた後に年金などだけでは賄えなかった金額の合計です。ここが大きいほど、計画に無理があることを示します。グラフだけでなく年次表で、どの年齢から取り崩しが厳しくなるかを確認してください。

計算式と前提

総月数 = (試算終了年齢 − 取り崩し開始年齢) × 12

実効年率 = 想定年間運用利回り − 年間運用コスト

月利 = (1 + 実効年率)^(1/12) − 1

月次物価上昇率 = (1 + 年間物価上昇率)^(1/12) − 1

当月生活費 = 初年度月額生活費 × (1 + 月次物価上昇率)^経過月数

現在価値 = 終了時の名目資産 ÷ (1 + 物価上昇率)^経過年数

試算期間は取り崩し開始年齢の誕生月から、試算終了年齢の誕生月の直前までとします。たとえば開始65歳・終了100歳なら 35年×12=420か月を計算し、年次表は65歳から99歳までの35行、終了時残高は100歳到達時点の残高です。各月は、月初残高に運用損益を反映してから、年金等収入を加算し、生活費・一時支出(指定年齢になる年の初月に控除)を控除して月末残高を求めます。収入が生活費を上回る月は余剰を資産に加えます。

物価上昇率にマイナス(物価下落)を入力した場合、将来資産の現在価値が名目資産を上回ることがあります。これは物価下落を仮定した正しい挙動です。逆算モードで、生活費を0円としても残したい資産額に届かない条件では、逆算を行わず「達成できない」旨と不足額を表示します。

運用コストの扱い

年間運用コストは、想定利回りから差し引く簡易的な方法で試算しています。実際の金融商品では日々の基準価額等から控除されるため、結果が異なる場合があります。

税金・社会保険料について

所得税・住民税・社会保険料・配当課税・売却益課税・年金課税などは自動では反映していません。税金・社会保険料等を反映した手取り額を入力してください。

免責事項

本シミュレーションの結果は、入力した条件に基づく概算であり、将来の運用成果・年金額・物価・資産寿命を保証するものではありません。実際の市場は変動し、同じ平均利回りでも結果は変わります。特定の金融商品の購入を勧めるものでも、個別の投資助言でもありません。重要な判断の前には、税理士・FP・金融機関等の専門家にもご確認ください。

よくある質問

老後資金はいくらあれば足りますか?

必要額は、年金などの手取り収入と毎月の生活費の差、運用利回り、物価上昇率、何歳まで備えるか、最後に残したい資産によって一人ひとり異なります。平均額ではなく、ご自身の手取り収入と支出を入力して、資産が何歳まで持つかを確認することが出発点になります。

年金見込額はどこで確認できますか?

日本年金機構・厚生労働省の公的年金シミュレーターで見込額を確認できます。本ツールでは年金額そのものは計算せず、確認した手取りの見込額を「毎月の年金・その他収入」に入力してご利用ください。

運用利回りは何%に設定すればよいですか?

唯一の正解はありません。高い利回りを固定的に前提にすると、資産寿命を長く見積もりすぎる恐れがあります。慎重・基準・参考の3シナリオで比較し、低めの利回りでも成り立つかを確認することをおすすめします。

物価上昇率を入力する理由は何ですか?

物価が上がると、同じ生活を続けるために必要な金額も年々増えます。物価上昇率を入れることで、生活費の増加を反映した資産の減り方と、将来の残高を現在の購買力に換算した現在価値を確認できます。

資産が途中で0円になった場合はどう表示されますか?

資産が初めて生活費を賄えなくなった時点を「資産寿命」として、82歳7か月のように年・月で表示します。その後も試算終了年齢まで計算を続け、年金などで賄えなかった金額を累積未充足生活費として記録します。

NISAの資産も含めてよいですか?

含められます。本ツールはNISA口座・特定口座・預貯金を区別せず、老後生活費に充てる予定の金融資産の合計として計算します。NISA売却後の非課税枠の復活や税金は計算しないため、制度の詳細は新NISAシミュレーションをご確認ください。

税金や社会保険料は反映されていますか?

自動では反映していません。所得税・住民税・社会保険料・各種課税は計算に含めていないため、年金・その他収入と生活費は、税金・社会保険料などを差し引いた後の手取り額で入力してください。

結果どおりに資産が推移しますか?

しません。本ツールは運用利回りが毎月一定で続くと仮定した概算です。実際の運用では価格変動があり、同じ平均利回りでも下落が起きる時期によって資産寿命は変わります。あくまで前提を確認するための目安としてご利用ください。

年金の見込額が分からない方へ

本ツールでは年金額そのものは計算しません。日本年金機構・厚生労働省の公的年金シミュレーターで見込額を確認し、その手取り額を「毎月の年金・その他収入」に入力してください。

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試算のその先へ ― 投資の判断軸を学ぶ

シミュレーションは「条件を変えると結果がどう動くか」を掴む道具です。相場の局面に応じてどう積み立て、いつ見直すか―― その判断軸は、体系立てて学ぶことで身につきます。所得向上委員会の講座で、数字の背景にある考え方を深めてみませんか。

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