「出荷指数」とは
出荷指数とは、鉱工業の製品が工場からどれだけ出荷されたかを、基準の年を100として表した指数である。経済産業省が毎月公表する鉱工業指数の一つで、生産指数、在庫指数、在庫率指数と並んで発表される。
📌 投資判断のポイント
鉱工業製品の出荷量を基準年100で示す指数。輸出を含む需要の強さを映し、生産や在庫と比べると、作った物が売れているかどうかが見えてくる。
出荷指数はどういう仕組み?
生産指数が「どれだけ作ったか」を表すのに対し、出荷指数は「どれだけ出ていったか」を表す。出荷は国内の企業や消費者に向けたものだけでなく、輸出も含むため、国内外の需要の強さを映す数字として使われる。品目ごとの出荷量を、出荷額をもとにした重みで合成している。
出荷指数は、資本財(機械など)、耐久消費財(自動車や家電など)、非耐久消費財、建設財といった財の種類ごとにも公表される。たとえば資本財の出荷は企業の設備投資の動き、耐久消費財の出荷は家計の大きな買い物の動きを先取りする材料になる。
出荷指数の具体例と注意点は?
生産指数が上がっていても出荷指数が伸びていなければ、作った製品が在庫として積み上がっている可能性がある。このため出荷と在庫の伸びを比べて、景気の局面を考える分析がよく行われる。速報値は後から改定されることがあり、大型連休や工場の点検などで月ごとの振れも大きい。季節による変動を除いた数字で、数か月の流れとして読むのが基本である。輸出の割合が大きい業種では、海外の景気や為替の動きが出荷に表れやすい点も覚えておきたい。1か月の数字で判断せず、前の月や前の年と比べて流れをつかみたい。
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