「在庫循環」とは
企業の在庫の増減が景気の波をつくる仕組みのことです。周期はおよそ3年から4年で、景気循環のなかで最も短いものにあたります。
📌 投資判断のポイント
企業の在庫の増減がつくる3年から4年の景気の波。出荷と在庫の伸び率を並べると、意図せざる在庫増から在庫調整へと進む局面が読み取れる。
詳しい仕組み・意味
需要が伸びると企業は生産を増やしますが、実際の売れ行きを確認してから増産するため、供給が追いつくころには需要が一巡していることがあります。すると意図しない在庫が積み上がり、企業は生産を絞ります。在庫が減りきると、今度は品不足を避けるために再び増産に転じます。この繰り返しが波をつくります。四つの局面に分けて読むのが一般的で、出荷と在庫の伸び率を軸に取った在庫循環図では、意図せざる在庫増、在庫調整、在庫積み増し、意図せざる在庫減という順に動きます。
具体例・注意点
経済産業省の鉱工業指数では、生産、出荷、在庫、在庫率が同時に公表されるため、どの局面にいるかを確認できます。在庫率が下がりながら出荷が伸びていれば回復の初期、在庫が積み上がりながら出荷が鈍っていれば調整の入り口という読み方になります。ただし個別の業種で局面がずれることは珍しくありません。半導体のように需要の変動が大きい分野では、この波が特に振れやすくなります。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。