「契約転換制度」とは
いま加入している生命保険の積立部分を下取りのように新しい契約の一部に充て、同じ保険会社の別の契約に切り替える制度です。
📌 投資判断のポイント
今の生命保険の積立部分を新契約の保険料に充て、同じ会社の別契約へ切り替える制度。予定利率の高い古い契約を手放すことになりやすく、告知も改めて必要になる。
詳しい仕組み・意味
転換では、元の契約の責任準備金や積み立てられた配当金などを合わせた転換価格を、新しい契約の保険料の一部に充当します。元の契約は消滅し、新しい契約の保険料は転換した時点の年齢と、その時点の予定利率などをもとに計算されます。解約して新しく入り直すのに比べて、積立部分を無駄にしないで保障の中身を組み替えられる点が特徴です。一方で、新しい契約として加入するため、健康状態の告知や診査が改めて必要になります。保険業法は、不利益となる事実を告げずに既存の契約を消滅させて新しい契約へ乗り換えさせることを禁じており、転換の際には前後の契約を比べた書面で説明を受けるのが一般的です。
具体例・注意点
1990年代前半までに加入した契約には、予定利率が年5%を超えるものがあります。こうした契約を転換すると、有利な利率で運用される積立部分を手放し、低い予定利率の契約に置き換えることになります。保障額が増えても、保険料は上がり、終身部分が小さくなって定期部分が大きくなる組み替えも少なくありません。保障を見直したいときは、特約だけの見直しや払済保険への変更など、元の契約を残す方法と並べて比べることが大切です。
関連用語
解約と払い込み継続の二択で悩む前に検討したい中間策。ただし医療特約などが消えるのが一般的で、保障の中身が入れ替わる。保険料控除も使えなくなるため、手取りへの影響まで含めて比較したい。
保険料を払えなくなっても、解約する前に保障額を保ったまま期間を縮める選択肢があります。特約が消えることと、もとの契約に戻せない場合が多いことを確認してから決めてください。
保険料のうち将来の支払いに備えて積み立てられている部分で、貯蓄性のある保険では解約返戻金の原資になる。契約者が受け取れる金額と一致するわけではなく、経費が差し引かれる。
保険の申込時に健康状態や職業など重要事項を事実どおり申し出る義務。違反すると契約を解除され、保険金が支払われないことがある。
一定期間内なら理由を問わず契約を解除できる制度で、起算日は法定書面を受け取った日です。相場の変動を伴う金融商品の売買は原則として対象になりません。
保険料が払えなかったとき解約返戻金の範囲で保険会社が立て替え、契約を継続させる仕組みです。利息が付き、元利合計が解約返戻金を超えた時点で契約は失効します。
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