「貸与型奨学金」とは
貸与型奨学金とは、大学や専門学校などで学ぶための資金を借りて、卒業後に返していく奨学金です。返す必要のない給付型奨学金とは違い、借りたお金を毎月少しずつ返還します。日本では日本学生支援機構(JASSO)の奨学金が代表的です。
📌 投資判断のポイント
進学資金を借りて卒業後に返す奨学金。日本学生支援機構には無利子の第一種と有利子の第二種があり、第二種の利率は貸与が終わる月に決まる。返還月額を事前に見積もっておく。
貸与型奨学金はどういう仕組み?
日本学生支援機構の貸与奨学金には、利子の付かない「第一種奨学金」と、利子の付く「第二種奨学金」があります。あわせて、入学時の一時金として借りる入学時特別増額貸与奨学金(利子付き)もあります。第二種奨学金は在学中には利子がかからず、卒業して貸与が終わったあとに利子が付きます。適用される利率は、借り始めた月ではなく、貸与が終わる月に決まります。そのため、借りている間は最終的な利率が分かりません。
貸与型奨学金の具体例と注意点は?
日本学生支援機構の例では、第二種奨学金を月額10万円で4年間借りると、貸与総額は480万円になります。これを20年・240回で返す場合、利率1.0%なら返還月額は22,172円、返還総額は5,321,420円で、そのうち利子は521,420円です。利率が3.0%なら返還月額は26,914円、利子は1,659,510円まで増えます。毎月の返還額は、就職したあとの手取り収入から20年近く払い続ける金額なので、借りる前に返還額を見積もっておくことが大切です。
給付型奨学金との違い
給付型奨学金は返す必要がありませんが、家計の収入などの条件を満たした人だけが受けられます。貸与型奨学金は、成績や家計の基準を満たせば比較的多くの人が利用できる一方、卒業後に返還の義務が残ります。まず給付型を使えるかを確かめ、足りない分を貸与型で補うという順番で考えるのが一般的です。
返還が難しくなったとき
病気や失業などで返還が難しくなった場合には、毎月の返還額を減らす「減額返還」や、返還を一定期間待ってもらう「返還期限猶予」を申請できます。延滞が続くと個人信用情報機関に登録され、クレジットカードやローンの審査に影響するため、払えないと分かった時点で早めに相談することが大切です。
関連用語
返還不要の奨学金。国の修学支援新制度でJASSOが支給し、授業料・入学金の減免と組み合わせる。多子世帯は令和7年度から所得制限なく減免の対象。
毎月の割賦金を2分の1から4分の1などに下げ、その分だけ返還期間を延ばす制度。1回12か月・通算15年が限度で、返還予定総額そのものは減らない。
災害や傷病、経済困難で奨学金を返せないときに返還を待ってもらう制度。承認期間中は延滞金がつかず、通算10年が限度だが、事由によっては制限がない。
クレジット会社が審査で必ず照会する信用情報の集約先です。支払いの記録は一定期間残り、他社の審査でも参照されます。
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