「カタストロフィ債(CATボンド)」とは
カタストロフィ債とは、地震や台風などの大きな自然災害が起きたときに、投資家の元本の一部または全部が減る代わりに、平時は高めの利息を受け取れる債券である。CATボンドとも呼ばれ、保険会社などが災害のリスクを投資家に移す手段として使われる。
📌 投資判断のポイント
大災害が起きると元本が減る代わりに、平時は高めの利息を受け取れる債券。保険会社が災害リスクを投資家に移す手段で、損失は一度に大きく出やすい。
カタストロフィ債はどういう仕組み?
保険会社や再保険会社が、特別目的の会社を通じて債券を発行し、集めたお金を安全な資産で運用しておく。決められた期間に条件となる災害が起きなければ、投資家は利息を受け取り満期に元本が戻る。条件を満たす災害が起きると、その資金が保険金の支払いに回り、投資家の元本は減る。
元本が減るかどうかを決める条件(トリガー)には、発行体の実際の損害額で決めるもの、業界全体の推計損害額で決めるもの、地震の規模や風速など観測値で決めるものなどがある。災害の発生は株式市場や景気の動きとの関係が小さいとされ、分散投資の対象として機関投資家が買うことが多い。
カタストロフィ債の具体例と注意点は?
「期間3年、ある地域で一定以上の規模の地震が起きたら元本を失う」という条件のカタストロフィ債なら、地震が起きない限り高い利息が続くが、起きれば大きな損失になる。損失が出るときは一度に大きく出やすく、災害の起こりやすさの見積もりにも不確実さがある。個人が直接買う機会は限られ、投資信託などを通じて組み入れる場合も、条件と損失の出方を確かめることが大切である。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。