「サステナブルファイナンス」とは
サステナブルファイナンスとは、環境や社会の課題を考えに入れながら、持続可能な経済や社会につながる活動にお金を回す金融の取り組みの総称である。投資・融資・保険など、金融のさまざまな場面を含む広い言葉である。
📌 投資判断のポイント
環境や社会の課題を考慮して、持続可能な活動にお金を回す金融の取り組みの総称。ESG投資やグリーンボンドなどを含むが、商品ごとの選定基準は大きく異なる。
サステナブルファイナンスはどういう仕組み?
具体的な形としては、ESGの要素を考慮して投資先を選ぶESG投資、使い道を環境や社会の事業に限るグリーンボンドやソーシャルボンド、目標の達成度で条件が変わるサステナビリティ・リンク・ボンドやローン、社会的な効果を目指すインパクト投資などがある。気候変動のように長い時間をかけて企業価値に影響しうる課題を、投資判断やリスク管理に取り込む考え方でもある。
日本では金融庁が2020年に有識者会議を設けて議論を進め、企業の情報開示や、市場の信頼性を保つための仕組みづくりを進めている。企業が出すサステナビリティ情報の開示は、投資家がこうした判断をするための材料になる。
サステナブルファイナンスの具体例と注意点は?
個人にとって身近なのは、ESGやサステナブルをうたう投資信託である。ただし、名前に「サステナブル」と付いていても、何を基準に銘柄を選んでいるかは商品ごとに大きく異なる。実態以上に環境への配慮をうたうグリーンウォッシュの問題も指摘されている。目論見書や運用報告書で、選定の基準や除外している業種、実際の組入銘柄を確かめることが大切である。持続可能性への配慮は、それだけで運用成績が良くなることを意味するものではない。
関連用語
財務情報に加え、環境・社会・企業統治への取り組みを考えて投資先を選ぶ方法。除外、評価の組み込み、株主としての対話など手法はさまざまで、中身の確認が欠かせない
調達資金の使途を再生可能エネルギーなど環境改善の事業に限る債券。使途と効果の開示が求められるが、信用リスクは同じ発行体の普通社債と基本的に変わらない。
財務リターンと並んで、社会や環境への測定可能な良い変化を意図して行う投資。意図、収益追求、効果の測定の三つがそろう点で寄付とも一般の配慮型投資とも区別され、測定の質が商品ごとに違う
実態が伴わないのに環境へ配慮しているように見せかける表示や説明。金融商品の名称と中身のずれとしても現れるため、数字と期限、第三者の検証、削減対象の範囲の三点で確かめるのが手がかりになる
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。