「インパクト投資」とは
財務的な収益と並んで、社会や環境に測定可能な良い変化を生むことを意図して行う投資です。
📌 投資判断のポイント
財務リターンと並んで、社会や環境への測定可能な良い変化を意図して行う投資。意図、収益追求、効果の測定の三つがそろう点で寄付とも一般の配慮型投資とも区別され、測定の質が商品ごとに違う
詳しい仕組み・意味
特徴は三つあるとされます。良い変化を起こす意図をあらかじめ持っていること、財務リターンも追求すること、そして生んだ変化を測定し報告することです。三つめの測定があるかどうかが、寄付とも、単に環境や社会に配慮した投資とも違う点です。医療の届いていない地域での事業、再生可能エネルギーの発電、教育や介護の担い手を増やす事業などが対象になり、未上場企業への出資や債券の形をとることが多い分野です。投資先の選定では、事業が生む変化を件数や削減量といった指標に落とし込み、投資前に目標を置いて事後に検証します。投資家が経営に関与して変化を後押しする点も特徴です。
具体例・注意点
国内では、社会課題の解決を掲げるファンドや、成果に応じて対価が変わる社会的インパクト債などの形で広がってきました。個人が買える公募の投資信託にも、この考え方を掲げる商品があります。注意点は、良い変化を掲げること自体は容易で、測定の質が商品ごとに大きく違うことです。何を指標にし、誰が検証しているかを目論見書や運用報告書で確認しないと、実態の伴わない主張と見分けがつきません。収益性を犠牲にする前提の商品かどうかも、方針の記載から読み取る必要があります。流動性が低い投資先を含む場合、換金までの期間や手数料も併せて確かめる必要があります。
関連用語
実態が伴わないのに環境へ配慮しているように見せかける表示や説明。金融商品の名称と中身のずれとしても現れるため、数字と期限、第三者の検証、削減対象の範囲の三点で確かめるのが手がかりになる
脱炭素へ社会が移る過程で、規制や技術、市場の変化によって企業価値が損なわれるリスク。政策・技術・市場・評判の四つに整理され、災害被害そのものを指す物理的リスクとは区別される
機関投資家向けの行動指針で、対話や議決権行使を通じ投資先の企業価値向上を促す。ガバナンス・コードと対をなす。署名だけで実際の関与が乏しい投資家もおり、投信を選ぶ際は運用会社の議決権行使姿勢を確認したい。
株価指数に連動する低コスト・広分散の投資手法。個別銘柄選びが不要で長期的にアクティブ運用に勝りやすい。新NISAつみたて枠の主役。
投資戦略 の他の用語
🏷 関連タグ
⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。