「保証期間付終身年金」とは
保証期間付終身年金は、一生涯年金を受け取れる終身年金に、一定の保証期間を付けた形の年金である。保証期間中に受取人が亡くなった場合は、残りの保証期間分が遺族に一時金などで支払われる。
📌 投資判断のポイント
一生受け取れる終身年金に保証期間を付けた形。保証期間中に亡くなると残り分が遺族に支払われる代わりに、同じ掛金で受け取れる年金額は少なくなる。
保証期間付終身年金はどういう仕組み?
終身年金は長生きするほど受取総額が増える一方、受取開始の直後に亡くなると、払い込んだ額より受取額がずっと少なくなる。保証期間はこの「早く亡くなったときの損」を小さくするための仕組みだ。保証期間を付けると、その分だけ同じ掛金で受け取れる年金額は少なくなる。つまり、遺族への保証と年金額の大きさのどちらを重視するかの選択になる。
国民年金基金のA型・B型はいずれも65歳から受け取る終身年金で、A型の15年の保証期間は80歳までにあたる。厚生労働省の簡易生命表では、65歳の平均余命は男性で約20年、女性で約24年ある。平均どおりに生きれば保証期間を超えて受け取ることになるため、保証を付けるかどうかは、家族に残す必要があるかで決めると整理しやすい。
保証期間付終身年金の具体例と注意点は?
国民年金基金の1口目は、終身年金のA型かB型を選ぶ。A型は15年の保証期間付きで、連合会は「年金受給前または保証期間中に亡くなられた場合、遺族の方に一時金が支給されます」と説明している。B型は保証期間がない分、同じ掛金なら年金額が多くなりやすい。1口目は途中で減額したり、型を変更したりできない点に注意が要る。
保証期間付と保証期間なしの違い
保証期間なしの終身年金は、長生きのリスクに最も効率よく備える形で、配偶者などに残す必要がない人に向く。保証期間付は、受取開始前後に亡くなっても家族に一定額が残るため、扶養している家族がいる人が選びやすい。どちらも終身で受け取れる点は同じで、違いは遺族に残る額と、本人が受け取る年金額の大きさにある。
なお、保証期間を過ぎてから亡くなった場合は遺族への支払いはなく、年金はそこで終わる。保証期間は受取開始から数えるのが一般的で、受取開始前に亡くなったときの扱いは制度や商品ごとに確かめる必要がある。加入の前に、遺族が受け取れる額の計算方法も確認しておきたい。
出典: 国民年金基金連合会「給付の種類」
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