「確定年金」とは
確定年金は、あらかじめ決めた期間(5年・10年・15年など)だけ、生死にかかわらず年金を受け取れる形の年金である。期間の途中で受取人が亡くなった場合は、残りの期間分が遺族に支払われる。
📌 投資判断のポイント
受取期間を決めて、生死にかかわらずその期間は受け取れる年金。受取総額が見通しやすい反面、期間が終わると止まるため、終身年金と組み合わせて使うのが基本になる。
確定年金はどういう仕組み?
生命保険会社の個人年金保険や、国民年金基金の2口目以降で選べる型として使われる。受取期間が決まっているため、受取総額が見通しやすいのが特徴だ。一方で、期間が終わると年金は止まるため、長生きしたときの生活費を一生まかなう仕組みにはならない。一生受け取れる終身年金と組み合わせて、公的年金が始まるまでのつなぎや、住宅ローンが残る期間の上乗せとして使われることが多い。
国民年金基金の確定年金は、型によって受取開始と期間が異なる。Ⅰ型は65歳から15年間、Ⅱ型は65歳から10年間、Ⅲ型は60歳から15年間、Ⅳ型は60歳から10年間、Ⅴ型は60歳から5年間受け取る。60歳から受け取るⅢ〜Ⅴ型は、65歳から始まる公的年金までの空白を埋める用途に向いている。
確定年金の具体例と注意点は?
国民年金基金では、1口目は終身年金のA型かB型を選ぶ必要があり、2口目以降に確定年金のⅠ型〜Ⅴ型を組み合わせられる。連合会は、2口目以降の年金額は終身年金の年金額を超えられないとしている。また、50歳以上はⅣ型・Ⅴ型、60歳以上はⅡ型〜Ⅴ型に新しく加入・増口できない。個人年金保険の確定年金で受け取る年金は、原則として雑所得として課税される。
確定年金と有期年金の違い
似た言葉に有期年金がある。有期年金は、決められた期間内でも受取人が生きている間だけ支払われ、亡くなるとそこで止まる。その分、同じ保険料なら有期年金のほうが年金額は多くなりやすい。確定年金は遺族への支払いが保証される代わりに年金額が抑えられる、という関係にある。
受取総額が同じでも、受取期間が短い型ほど1年あたりの年金額は大きくなる。公的年金の繰下げ受給と組み合わせて、確定年金で空白の期間をつなぎ、繰下げで終身の年金を増やすという使い方も考えられる。受取期間の終わりと、他の収入が始まる時期を並べて設計するのが基本だ。
出典: 国民年金基金連合会「給付の種類」
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