「ダラス連銀製造業景況指数」とは
米ダラス連邦準備銀行が毎月実施する「テキサス製造業見通し調査(Texas Manufacturing Outlook Survey)」の指数です。テキサス州の工場に、生産・雇用・受注・価格などが前月より増えたか、減ったか、変わらないかを尋ね、その回答から景況感を数値にします。
📌 投資判断のポイント
ダラス連銀がテキサス州の製造業者に前月より生産や受注が増えたかを尋ね、増えた割合から減った割合を引いて指数にした月次調査。プラスは拡大、マイナスは縮小を示す。
ダラス連銀製造業景況指数はどういう仕組み?
指数は「増えた」と答えた割合から「減った」と答えた割合を引いたバランス指数で、プラスなら拡大、マイナスなら縮小を表します。たとえば生産が増えた企業が30%、減った企業が20%なら指数は+10です。ダラス連銀は生産指数を中心に、全般的な景況(general business activity)、新規受注、出荷、雇用、仕入価格、販売価格などの項目を個別に公表しています。
発表は米中部時間の午前9時30分で、多くの月は月末の月曜日です。2026年は9月分が9月28日、10月分が10月26日に公表される予定です。同じ月の全米の製造業指標であるISM製造業景況指数より早く出るため、市場は先行きの手がかりとして注目します。
ダラス連銀製造業景況指数の具体例と注意点は?
テキサス州は石油・ガス関連の製造業が厚く、原油価格の動きが景況感に表れやすいという特徴があります。原油高の局面では指数が強めに、原油安の局面では弱めに出ることがあり、全米の製造業をそのまま代表するとは限りません。回答企業の数も全米調査より少ないため、単月の振れは大きくなりがちです。現状の指数とは別に、6か月先の見通しを尋ねた指数も公表されています。現状が弱くても先行きの見通しが持ち直していれば、企業が底入れを感じ始めている合図と読めるため、両方を並べて確認するのが基本です。
ほかの地区連銀指数との違い
同じ形式の地区連銀調査には、月の中旬に出るニューヨーク連銀(エンパイアステート)やフィラデルフィア連銀の指数があります。ダラス連銀は月末に出る遅い組で、ISM発表直前の最後の確認材料という位置づけです。複数の地区が同じ方向を示しているかを確かめると、地域固有の要因と全米の流れを見分けやすくなります。
関連用語
経済指標 の他の用語
🏷 関連タグ
⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。