売掛債権担保融資

債券・金利
よみ:うりかけさいけんたんぽゆうし
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
🗂 金利・為替・債券を理解する ★★ 標準

「売掛債権担保融資」とは

売掛債権担保融資とは、会社が持っている売掛金を担保にして、金融機関からお金を借りる仕組みです。不動産を持たない中小企業でも使いやすい資金調達の方法です。

📌 投資判断のポイント

売掛金を担保にして金融機関から借りる資金調達。不動産がなくても使いやすいが、売却であるファクタリングと違い、あくまで借入で負債に載る。

売掛債権担保融資はどういう仕組み?

担保といえば土地や建物が代表的ですが、商売が順調な会社には、まだ回収していない売掛金という資産があります。これを担保に入れることで、借りられる金額を増やせる可能性があります。売掛金を担保にしたことを第三者に示すために、法務局の債権譲渡登記を使うのが一般的です。在庫なども含めて担保にする融資は、ABL(動産・売掛金担保融資)と呼ばれます。信用保証協会にも、こうした融資を後押しする保証の制度があります。

売掛債権担保融資の具体例と注意点は?

例えば売掛金が3,000万円ある会社が、その一定割合までを限度に借り入れるといった形です。ファクタリングが売掛金そのものを売るのに対し、こちらはあくまで借金なので、貸借対照表の負債に載り、利息を払って返していきます。登記をすると取引先に知られるのではと心配する声もありますが、登記だけでは通知されない形も選べます。取引先が倒産すれば担保の価値が下がるので、相手の信用力が融資の条件を左右する点にも注意します。

ファクタリングとの違い

ファクタリングは売掛金を売って現金にする取引で、一般に借入にはなりません。手数料は高くなりがちです。売掛債権担保融資はお金を借りる取引で、金利を払って返済します。売掛金を手放さずに資金を得られる反面、審査や手続きに時間がかかることがあります。

読むときのポイント

金融機関にとっては、売掛金の残高や回収の状況を定期的に確認できることが安心材料です。例えば毎月の残高報告を求められるなど、普通の借入より手間が増える面もあります。また、取引先との契約で売掛金の譲渡を禁止していないかも確かめましょう。資金繰りの改善に役立つ一方、担保に入れた売掛金は他の資金調達に使いにくくなる点にも注意が必要です。金利の水準は会社の信用力や担保の中身によって変わります。

よくある誤解

「売掛金があれば必ず借りられる」というのは誤解です。取引先の信用力や、売掛金の回収の実績、取引の継続性などを見て審査されます。架空の売掛金や二重の担保を防ぐための確認もあり、資料をきちんとそろえておくことが大切です。急ぎの資金には間に合わない場合もあります。

関連用語

「債券の仕組み」の他の用語

「債券の仕組み」の用語一覧へ →

🏷 関連タグ

融資 資金調達 売掛金

RECOMMENDED COURSE

この用語を、講座で体系的に学ぶ

意味だけでなく、投資判断にどう使うかまで専門家から学べます。

マーケットゼミを見る →

⚠️ ご利用にあたって

本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。

講座を見る → 無料ガイドを受け取る