「アンダーパー」とは
債券の価格が額面金額を下回っている状態のことで、額面100に対して価格が100未満で取引されていることを指します。
📌 投資判断のポイント
債券価格が額面を下回っている状態です。満期には額面で償還されるため最終利回りは表面利率より高くなりますが、下がった理由が信用力の低下である場合もあります。
詳しい仕組み・意味
債券の価格は、額面を100として表示するのが慣行です。この100ちょうどの水準をパーと呼び、それを下回る状態をアンダーパー、上回る状態をオーバーパーといいます。
アンダーパーになる理由は主に2つあります。ひとつは市場金利の上昇です。すでに発行されている債券の利率は変わらないため、より高い利率の新発債が出ると、既発債は価格が下がることで利回りが釣り合う水準まで調整されます。もうひとつは発行体の信用力の低下で、返済されない懸念が意識されると価格は下がります。
具体例・注意点
額面100円に対して価格が98円であればアンダーパーです。この債券を満期まで保有すれば100円で償還されるため、2円分が償還差益になり、表面利率に上乗せされる形で最終利回りは表面利率より高くなります。ただし価格が下がっている理由が信用力の低下である場合、利回りが高く見えるのは危険に対する対価であり、有利な条件とは限りません。アンダーパーであることそのものは、金利環境によるものか信用によるものかを区別してはじめて意味を持ちます。
関連用語
債券価格が額面を上回っている状態です。満期には額面でしか償還されないため差額が損失となり、表面利率が高くても最終利回りはそれを下回ります。
額面より安く買った債券が満期に額面で払い戻されることで生じる利益です。利息と合わせて債券の収益を構成するため、表面利率だけでなく最終利回りで比べる必要があります。
利息は購入価格ではなく額面に対して計算され、償還時に戻るのも額面。だから安く買えた分はそのまま償還差益になる。この構造を押さえておくと、表面利率と利回りの意味を取り違えずに済む。
credit-riskは、債券の利息や元本が約束どおり支払われない危険。高いcouponや高いbond-yieldは、この信用リスクの大きさを反映している場合が多い。
金利変化に対する債券価格の動きやすさを示す指標。長いほど価格変動リスクが大きい。
債券・金利 の他の用語
🏷 関連タグ
⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。