「額面金額」とは
債券の券面に記された金額で、償還時に返ってくる元本の基準になる数値。
📌 投資判断のポイント
利息は購入価格ではなく額面に対して計算され、償還時に戻るのも額面。だから安く買えた分はそのまま償還差益になる。この構造を押さえておくと、表面利率と利回りの意味を取り違えずに済む。
詳しい仕組み・意味
パーや券面額とも呼ばれ、債券のあらゆる計算の土台になる。利息であるクーポンは額面に対して年何パーセントという形で決まり、償還日には額面どおりの金額が戻る。一方、市場で売買される価格は金利や発行体の信用力の変化を受けて日々動くため、額面と一致するとは限らない。額面100円に対して市場価格が100円を超える状態をオーバーパー、下回る状態をアンダーパーと呼ぶ。購入単位も額面で定められており、個人向け国債では1万円単位、社債では10万円や100万円単位といった設定が一般的である。額面と市場価格がちょうど一致する状態はパーと呼ばれる。
具体例・注意点
額面100万円でクーポンが年1%の債券を市場で98万円で買った場合、毎年の利息は購入額ではなく額面に対して計算されるため1万円となり、償還時には100万円が戻る。この2万円の差が償還差益で、利息と合わせた総合的な収益率が最終利回りになる。初心者が誤解しやすいのは、購入価格が下がれば受け取る利息も減ると考えてしまう点で、実際にはクーポン収入は額面に対して固定されている。なお償還差益は利子と課税上の扱いが異なる場合があるため、購入前に商品ごとの課税関係を確認しておきたい。また償還を待たず途中で売却する場合、戻るのは額面ではなくその時点の市場価格になる点も押さえておきたい。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。