「マネー・フロー・インデックス(MFI)」とは
株価の動きに出来高を掛け合わせて、買いの勢いと売りの勢いのどちらが強いかを0〜100で表すオシレーター系の指標です。出来高を加えたRSIとも呼ばれます。
📌 投資判断のポイント
典型価格に出来高を掛けたマネーフローで、買いと売りの勢いを0〜100で示すオシレーター。80以上で買われ過ぎ、20以下で売られ過ぎが目安。出来高を加えたRSIともいわれる。
マネー・フロー・インデックスはどういう仕組み?
まず高値・安値・終値の平均である典型価格を求め、それに出来高を掛けてその日のマネーフローとします。典型価格が前日より上がった日のマネーフローを買い側、下がった日を売り側として、一定期間(一般に14日)の合計をそれぞれ出します。両者の比率をマネーレシオとし、「100−100÷(1+マネーレシオ)」で0〜100の値に直します。価格の変化だけでなく、どれだけの売買を伴ったかが反映される点が特徴です。出来高が平常の2倍に膨らんだ日はマネーフローも2倍で数えられるため、決算発表や指数への組み入れなど、大口の売買が集中した日の動きが値に強く反映されます。期間を短くすると反応が速くなる一方で合図が増えすぎ、長くすると反応が遅れます。日足では14日が標準ですが、週足で使う投資家もいます。米国のジーン・クオンとアヴラム・ソウダックが考案したとされます。
マネー・フロー・インデックスの具体例と注意点は?
一般に80以上で買われ過ぎ、20以下で売られ過ぎの目安とされます。株価が高値を更新しているのにMFIが前の高値を下回るダイバージェンスは、上昇を支える売買が細っている合図と読まれます。ただし強い上昇相場では80以上の状態が長く続くことがあり、数値だけで逆張りすると損失が膨らみます。出来高の少ない銘柄では値が大きく振れやすい点にも注意が必要です。
RSIとの違い
RSIは値上がり幅と値下がり幅だけで計算し、出来高は使いません。MFIは同じ値動きでも出来高が多い日ほど重く数えるため、大口の売買が入った局面を拾いやすくなります。逆に出来高が急増した1日の影響を受けやすいので、RSIと並べて両方の向きが一致するかを見る使い方が一般的です。MFIは株価の位置ではなく売買の勢いを測る道具なので、業績や割安さの判断とは切り離して使います。単独で売買を決めるのではなく、トレンドラインや移動平均で相場の方向を確かめたうえで、買われ過ぎ・売られ過ぎの目安として補助的に使うのが基本です。多くのネット証券のチャートツールで、MFIを表示できます。
関連用語
価格の上昇・下落のバランスから過熱感を数値化する指標。買われすぎ・売られすぎの目安として使われるが、単独判断は危険。
上昇日の出来高を足し、下落日の出来高を引いて積み上げる指標。株価が横ばいでも線の向きから買い集めや売り圧力を読み、株価との逆行を転換の兆しとみる。
終値が値幅のどこで引けたかに出来高を掛け、一般に20日間の買い圧力と売り圧力の差を−1〜+1で示す指標。0より大きければ買い手が優勢と読む。
価格が高値や安値を更新しているのに、相対力指数やMACDが同じ方向へ更新しない状態。勢いの衰えを示すとされるが、いつ反転するかは示さず、単独の逆張り根拠にはならない。
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