「安全余裕率」とは
現在の売上高が、赤字に転落する水準からどれだけ離れているかを示す割合です。数値が大きいほど、売上が落ちても持ちこたえられます。
📌 投資判断のポイント
売上があと何割減るまで黒字を保てるかを示す割合です。損益分岐点比率と足すと100パーセントになり、景気後退局面で企業の耐久力を比べるときに使われます。
詳しい仕組み・意味
売上高から損益分岐点売上高を引き、それを売上高で割って求めます。売上が10億円、損益分岐点売上高が8億円なら、安全余裕率は20パーセントです。これは「売上が2割減るまでは黒字を保てる」という意味になります。
損益分岐点比率と表裏の関係にあり、両者を足すと100パーセントになります。損益分岐点比率が「どこまで下がったら赤字か」を見るのに対し、安全余裕率は「あとどれだけ余裕があるか」を見る指標です。同じ事実を裏返しただけですが、景気後退局面で企業の耐久力を比べるときは、余裕の側から見たほうが直感的に理解しやすくなります。
具体例・注意点
固定費の重い装置産業や店舗業は、損益分岐点が高くなりやすく、安全余裕率は小さく出ます。逆に変動費中心の事業は余裕が大きく出ます。業種をまたいで単純に比べても意味がありません。
また、この指標は現在の費用構造が変わらない前提で計算しています。値上げや人件費の増加が起きれば損益分岐点そのものが動くため、決算期をまたいで比較するときは、固定費と変動費の内訳もあわせて確認してください。
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⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。