「PER(株価収益率)」とは
「この株価は利益の何年分か」を示す基本的な株式評価指標。数値が高いほど割高・低いほど割安とされるが、業種と成長性で目安は大きく異なる。
超重要用語 — 投資家の必修単語
「この株価は安い?高い?」——PERはその問いへの最初の答えだ。ただし低PERが必ずしも買いサインではないことを知っていれば、あなたの投資眼は一段上がる。
📌 投資判断のポイント
株価が1株当たり利益(EPS)の何倍かを示す基本評価指標。PBR(資産ベース)と異なり利益の稼ぐ力で評価する。業種別目安(成長株20〜30倍超/バリュー株10〜15倍)を押さえて同業種内比較に使う。
📐 計算式・数値の目安
PER = 株価 ÷ EPS(1株当たり純利益) | EPS = 当期純利益 ÷ 発行済株式数
詳しい仕組み・意味
PER(Price Earnings Ratio: 株価収益率)は、株価÷EPS(1株当たり純利益)で算出される株式評価の基本指標。「投資家がその企業の1年間の利益に対して何倍の株価を払うか」を表す。PER15倍なら「現在の利益が15年続けば株価と等価」というイメージ。PBR(株価純資産倍率)との違いが重要:PERは「利益(稼ぐ力)」で株価を評価するのに対し、PBRは「純資産(持っている財産)」で評価する。成長株の評価はPER重視、金融・不動産など資産重視の業種はPBR重視という使い分けが一般的だ(詳細は「PBR」の項)。業種別目安:成長株(IT・ハイテク)は20〜30倍以上も珍しくない。景気敏感株・バリュー株は10〜15倍前後。金融株・公益株は5〜10倍台が多い。
具体例・注意点
2023年末のS&P500のPERは約23倍(過去平均約16倍)で「やや割高」と議論された。一方、同時期の日本株PERは約14倍で「割安」と判断した外国人投資家の買いが日本株上昇を主導した。注意点①:「低PER=買い」は単純には成立しない。業績が悪化してEPSが下落中なら将来のPERは高く、割安とは言えない。「実績PER」と「予想PER(今期・来期)」を必ず区別して見る。注意点②:PERは同業種内の比較に有効だが、異業種間の比較は意味をなさない。
関連用語
株価が純資産の何倍かを示す評価指標。割安・割高の判断に使われるが、収益性(ROE)と組み合わせて見ることが重要。
株主資本を使ってどれだけ効率よく利益を出したかを示す指標。企業の収益力の質を測る重要な指標で、PBRとも密接に関係する。
企業の総資産を使ってどれだけ利益を出したかを示す指標。ROEと併用することで、企業の本当の効率や財務構造が見える。
EPSは「1株あたり純利益」。PERの計算基盤で、株価の理論的な根拠になる最重要指標。EPSが伸び続けている企業こそ本物の成長株だ。
企業の利益を株主に分配するインカムゲインの代表。配当利回り3〜5%台が日本の高配当株の目安。NISAを使えば配当も非課税になり、再投資による複利効果も狙える。
割安株と成長株という2つの投資スタイルの比較概念。金利や市場環境によって優位性が変化する。
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