「リスケジュール」とは
借入の返済が苦しくなったときに、金融機関と合意して返済期間の延長や毎月の返済額の引き下げなど、返済の予定を組み直すこと。略して「リスケ」とも呼ばれ、事業者の融資でも個人の住宅ローンでも使われる。
📌 投資判断のポイント
返済期間の延長や元金の据え置きで返済予定を組み直すこと。当面の負担は軽くなるが利息を払う期間が延びて総返済額は増え、延滞前に相談するのが前提になる。
リスケジュールはどういう仕組み?
主な方法は、返済期間を延ばして毎月の返済額を下げる、一定期間だけ元金の返済を止めて利息だけを払う(元金据え置き)、ボーナス払いの比率を見直す、といったものである。借金そのものを減らすわけではなく、返す時期を後ろにずらすことで当面の資金繰りを楽にする。
住宅金融支援機構の融資では、返済期間を最長15年延ばすメニューがあり、失業中や収入が20%以上減った人は、元金を一時休止して利息だけを払う期間を最長3年設けることもできる。手数料はかからない。民間の金融機関も、多くが同様の相談窓口を設けている。
リスケジュールの具体例と注意点は?
返済期間が延びれば、そのぶん利息を払う期間も長くなるため、総返済額は増える。据え置き期間が終われば元金の返済が再開し、毎月の返済額は据え置き前より上がる。リスケは収入が回復するまでの時間を稼ぐ手段であり、回復の見込みがないまま続けると、かえって負担が膨らむおそれがある。
申し込むときは、収入の減少を示す書類と、いくらなら払えるかを示す家計の収支表をそろえると話が進みやすい。
延滞してからでは遅い理由
延滞が続いて期限の利益を失うと、分割で返す前提そのものがなくなり、残高の一括返済を求められる。保証会社が代位弁済した後は請求先も変わる。リスケは分割払いを続けられる状態にあってこそ使える手段なので、返済日を過ぎる前に借入先へ相談することが大切になる。
事業者の融資では、リスケの際に金融機関から経営改善計画の提出を求められることが多い。計画どおりに業績が回復すれば元の返済に戻せるが、計画が実現しなければ追加の支援を受けにくくなる。個人の住宅ローンでも、変更後の返済を続けられるかの審査があり、希望どおりの条件にならないこともある。いずれの場合も、資金が尽きる前の早い段階で相談するほど、選べる条件の幅は広くなる。
関連用語
分割で払える権利を失い、残債の全額と遅延損害金を一括で請求される状態です。発生条件は契約書や約款に定められているため、延滞する前に条項を確認しておくことが大切です。
支払いが期日に遅れたときに日割りで上乗せされる賠償金です。個人の契約では利息制限法や消費者契約法で上限が定められています。金額より記録が残る影響のほうが後に響きます。
保証会社が肩代わりしても債務は消えず、請求先が変わったうえに分割で返す権利まで失います。滞りそうな段階での相談が分かれ目になります。
裁判所を使わず債権者と直接交渉して返済条件を組み直す方法です。対象とする債権者を選べる一方、信用情報に記録が残り、一定期間は新たな借入が難しくなります。
住宅ローン金利は、家計の住宅購買力と住宅市場への金利の効き方を直接反映する指標。30年物が代表値として注目される。
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