「投下資本回転率」とは
事業に投じた資本が、一年間でどれだけの売上高を生み出したかを示す指標です。投下した資本の使い方の効率を測ります。
📌 投資判断のポイント
売上高を投下資本で割って、資本がどれだけ効率よく売上を生んだかを見る指標です。投下資本の定義が二通りあるため、他社と並べるときは計算の方法をそろえないと比較になりません。
📐 計算式・数値の目安
投下資本回転率(回) = 売上高 ÷ 投下資本
投下資本回転率はどういう仕組み?
売上高を投下資本で割って求めます。投下資本は、有利子負債と自己資本の合計としてとらえる方法と、運転資本と固定資産の合計としてとらえる方法があり、どちらで計算したかによって水準が変わります。投下資本利益率は、税引後の売上高営業利益率とこの回転率の掛け算に分解できるため、収益性が落ちた原因が利幅にあるのか資本の使い方にあるのかを切り分けられます。装置産業では低く、小売や卸売では高く出るのが一般的です。
投下資本回転率の具体例と注意点は?
回転率が下がっているときは、在庫や売掛金が膨らんでいないか、稼働していない設備や遊休の不動産が残っていないかを確かめます。逆に、資産を圧縮して回転率を上げても、将来の生産能力まで削っていれば長続きしません。業種によって標準的な水準が大きく違うため、他社と比べるときは同じ業種、同じ定義で並べることが前提になります。期首と期末の平均を使うか期末の値を使うかでも数値が変わります。
関連用語
企業分析 の他の用語
🏷 関連タグ
財務分析
効率性
ROIC
⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。