「付利単位」とは
預金の利息を計算するときに、元金のうちどの単位までを計算の対象にするかという決まりです。付利単位が1円なら1円単位の元金すべてに利息が付き、100円なら100円未満の端数には利息が付きません。
📌 投資判断のポイント
利息計算の対象にする元金の最小単位のこと。銀行の円定期預金は1円単位・1年365日の日割計算が一般的で、1円未満の利息は切り捨てる。月割計算の商品もあり、商品説明書の利息欄で確かめられる。
付利単位はどういう仕組み?
銀行の円定期預金では、付利単位を1円とし、1年を365日とする日割計算で利息を求めるのが一般的です。三井住友銀行のスーパー定期(2026年8月17日現在の商品説明書)や三菱UFJ銀行の期日指定定期預金でも、付利単位は1円と明記されています。
利息は「元金×利率×預入日数÷365」で計算し、1円未満は切り捨てます。普通預金では、毎日の最終残高をもとに計算し、年2回などの決まった日に利息を元金に加える方式が一般的です。付利単位が大きいほど、少額の端数には利息が付かなくなります。
付利単位の具体例と注意点は?
元金100万円を年0.4%で1年預けると、利息は4,000円です。ここから20.315%の源泉分離課税として812円(国税612円、地方税200円)が差し引かれ、手取りの利息は3,188円になります。端数の扱いは税額の計算でも生じるため、通帳に記載された金額と手計算が数円ずれることがあります。なお、2027年分以後は15.315%の内訳が所得税、防衛特別所得税、復興特別所得税に変わりますが、合計の税率は変わりません。
ゆうちょ銀行の定額貯金のように、日割ではなく月割で計算する商品もあります。この場合は1か月に満たない日数分の利息は付きません。
日割計算と月割計算の違い
日割計算は預けた日数そのものに利息が付き、月割計算は経過した月数で利息が決まります。預入期間が数日違うだけでも、月割計算では1か月分の利息が付くかどうかが変わります。商品説明書の「利息」の欄には付利単位と計算方法が必ず書かれているので、金額が大きいときほど確かめておく価値があります。
関連用語
元本にだけ利息がつく計算方法で、毎年の利息額は一定。利息を元本に組み入れる複利と違い、年数が長いほど複利との差が開く。複利商品でも利益を引き出すと単利と変わらなくなる点に注意。
元本だけでなく発生した利益も再投資することで指数関数的に資産が増える仕組み。年利5%・30年で単利の1.7倍超の資産に。「72の法則」で2倍になる年数を即算できる。
銀行で最も一般的な円の定期預金の愛称で、正式名は自由金利型定期預金(M型)。預入時の利率が満期まで固定され、1か月から10年まで期間を選べる。300万円以上はスーパー定期300と呼び分けることが多い。
すべての資産価格に影響するお金の価格。利上げで株・不動産が下落し、利下げで上昇しやすい。金利と債券価格は逆方向に動く大原則も必ず押さえる。
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