「単利」とは
最初に預けた元本にだけ利息がつく計算方法。生まれた利息は元本に組み入れず、毎年同じ額の利息が積み上がっていく。
📌 投資判断のポイント
元本にだけ利息がつく計算方法で、毎年の利息額は一定。利息を元本に組み入れる複利と違い、年数が長いほど複利との差が開く。複利商品でも利益を引き出すと単利と変わらなくなる点に注意。
📐 計算式・数値の目安
単利の利息 = 元本 × 年利 × 年数
詳しい仕組み・意味
単利では、利息は常に「最初の元本」に対してのみ計算される。たとえば100万円を年利5%の単利で運用すると、毎年つく利息は必ず5万円で一定。10年で利息の合計は50万円、元利合計は150万円になる。計算式は「元本 × 年利 × 年数」とシンプルだ。これに対して複利は、生まれた利息を元本に加えて次の利息を計算するため、雪だるま式に増えていく。同じ100万円・年利5%でも、複利なら10年後は約163万円となり、単利との差は年数が長いほど大きく開く。この差こそが「複利の力」と呼ばれるものだ。
具体例・注意点
身近な例では、個人向け国債の一部や、利息を毎回受け取るタイプの預金・債券は実質的に単利に近い。逆に、利息が自動的に再投資される投資信託(分配金を出さず内部で再投資するタイプ)や、配当を再投資する運用は複利効果が働く。注意したいのは、せっかく複利の商品を選んでも、途中で利息や分配金を引き出して使ってしまうと単利と変わらなくなること。長期の資産形成では、受け取った利益を再投資して複利を効かせることが、最終的な差を生む。単利と複利の違いを理解することは、金融商品を選ぶ第一歩になる。
関連用語
元本だけでなく発生した利益も再投資することで指数関数的に資産が増える仕組み。年利5%・30年で単利の1.7倍超の資産に。「72の法則」で2倍になる年数を即算できる。
「72÷金利%」で資産が複利で約2倍になる年数がざっくり分かる暗算法。単利では使えず、正確なのは年利6〜10%程度。インフレ率に当てはめれば購買力が半減する年数も概算できる。
すべての資産価格に影響するお金の価格。利上げで株・不動産が下落し、利下げで上昇しやすい。金利と債券価格は逆方向に動く大原則も必ず押さえる。
投資や預金に最初に出した元手のこと。預貯金は元本保証だが株・投信は元本割れの可能性がある。ただし預金もインフレ下では購買力が実質目減りするため、守ると増やすのバランスが重要。
利回りは、投資額に対してどれくらい収益が得られるかを見る指標。便利な比較尺度だが、高利回りほど良いとは限らず、その背景まで確認することが大切。
資産運用 の他の用語
🏷 関連タグ
⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。