「元本(元本割れ)」とは
投資や預金に最初に出したお金(元手)のこと。運用の結果、その金額を下回ることを「元本割れ」と呼ぶ。
📌 投資判断のポイント
投資や預金に最初に出した元手のこと。預貯金は元本保証だが株・投信は元本割れの可能性がある。ただし預金もインフレ下では購買力が実質目減りするため、守ると増やすのバランスが重要。
詳しい仕組み・意味
元本は、利息や運用益を生み出すもとになる「元手」の金額を指す。100万円を投資したなら、その100万円が元本だ。金融商品は、元本が保証されるかどうかで大きく2つに分けられる。預貯金や個人向け国債などは、原則として元本が守られる「元本保証(元本確保)型」。一方、株式・投資信託・外貨建て商品などは、価格変動で元本を下回ることがある「元本変動型」だ。投資信託の分配金には、運用益から支払う「普通分配金」と、元本の一部を払い戻しているにすぎない「特別分配金(元本払戻金)」があり、後者は実質的に自分の元手が戻っているだけの場合もある。
具体例・注意点
「元本割れが怖い」という理由で預金だけに置く人は多いが、インフレ下では話が変わる。物価が年2%上がるのにお金が増えなければ、額面(名目)は減っていなくても、実際に買えるモノの量(実質的な価値)は目減りする。つまり預金は「名目上の元本割れ」は避けられても「実質的な購買力の元本割れ」は起こりうる。逆に投資は短期では元本割れのリスクがあるが、長期・分散・積立で振れを抑えれば、インフレに負けにくい資産形成が期待できる。元本を守ることと増やすことのバランスを、目的と期間に応じて考えることが大切だ。
関連用語
元本だけでなく発生した利益も再投資することで指数関数的に資産が増える仕組み。年利5%・30年で単利の1.7倍超の資産に。「72の法則」で2倍になる年数を即算できる。
元本にだけ利息がつく計算方法で、毎年の利息額は一定。利息を元本に組み入れる複利と違い、年数が長いほど複利との差が開く。複利商品でも利益を引き出すと単利と変わらなくなる点に注意。
投資信託は少額で分散投資できる基本商品。コストと中身を見て選ぶことが重要。
基準価額は投資信託の価格。高低ではなく、分配金込みのトータルリターンで見る。
過去の高値からの下落幅を示す指標で、投資のリスクを直感的に表す。リターンだけでなく、この下落の深さを管理することが重要。
モノの価格が継続上昇し現金の価値が目減りする現象。中央銀行は2%目標を超えると利上げで抑制する。株式・不動産・コモディティはインフレに強いとされる。
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