「家計消費状況調査」とは
総務省統計局が毎月実施している世帯対象の統計調査です。ICT関連の消費、インターネットを利用した購入の状況、自動車や家電、旅行のように購入頻度が少ない高額な商品・サービスへの支出を調べます。結果は個人消費の分析や、景気の動きを把握する基礎資料として使われます。
📌 投資判断のポイント
総務省統計局が毎月行う世帯調査で、インターネットを使った買い物やICT関連の支出、購入頻度が少ない高額な商品・サービスへの支出を把握する。家計調査を補う個人消費の基礎資料。
家計消費状況調査はどういう仕組み?
家計の支出を幅広く調べる家計調査は、毎日の家計簿で細かい支出まで記録してもらう形式のため、調査世帯数を大きく増やせません。その結果、たまにしか買わない高額品は、たまたま買った世帯の有無で数字が大きく振れます。家計消費状況調査は、対象品目を絞る代わりに多くの世帯から回答を集め、こうした高額消費やネット購入の動きを安定して捉える役割を担っています。
代表的な公表項目が「ネットショッピング支出額」と「ネットショッピング利用世帯の割合」です。総務省によると、2026年7月分のネットショッピング支出額は前年同月比で名目0.7%の減少、利用世帯の割合は55.6%で、1年前より2.4ポイント低下しました。
家計消費状況調査の具体例と注意点は?
2021年1月調査分から調査票が一部変更され、いくつかの結果表も変わりました。それより前の数字と並べて推移を見るときは、変更の影響が混ざっている点に注意が必要です。また支出額は名目値なので、物価が上がる局面では、数量が増えていなくても金額が膨らむことがあります。ネットショッピング支出は「チケット」「贈答品」「旅行関係費」など項目別にも公表されており、2026年7月分では、前年からの減少にチケットが0.53%、贈答品が0.40%寄与しました。どの項目が全体を動かしたかを見ると、消費の変化の中身がつかめます。
家計調査との違い
家計調査は食料から光熱費まで家計の支出全体を細かく捉える調査、家計消費状況調査は高額品とネット購入に絞って多くの世帯から集める調査です。家計調査で消費全体の傾向を見て、高額品やネット購入の動きはこちらで確かめるという使い分けになります。家計調査の結果を補完する系列として、両方を組み合わせた指標も公表されています。
出典: 総務省統計局「家計消費状況調査」
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