「繰延資産」とは
支出の効果が将来にわたって及ぶため、支払った期にすべてを費用とせず、いったん資産として計上して一定の期間で償却するものです。
📌 投資判断のポイント
支出の効果が将来にわたって及ぶため、支払った期に全額を費用とせず資産として計上し、一定の期間で償却するものです。会社法の会計では創立費や開業費など五つが認められています。
詳しい仕組み・意味
繰延資産は、すでに支払いが終わっていて、対価となる役務の提供も受けているにもかかわらず、その効果が将来にわたって現れると考えられる支出を指します。会社法の会計では、創立費、開業費、開発費、株式交付費、社債発行費の五つが繰延資産として計上できるものとされています。計上した後は決められた期間で償却し、費用へ振り替えていきます。原則は支出した期の費用として処理することであり、繰延資産として計上するかどうかは会社の選択に委ねられている点が特徴です。
具体例・注意点
買収によって生じるのれんのような無形の資産とは性格が異なり、繰延資産には売却できる財産としての実体がありません。会社が解散したときに換金できるものではないため、財務の健全性を見るときは資産の額から差し引いて考える見方もあります。貸借対照表に繰延資産が大きく計上されている場合は、費用の計上を先送りしている可能性がないか、償却の進み具合と合わせて確認してください。税務上の繰延資産は会計上のものと範囲が異なる点にも注意が必要です。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。