「コア業務純益」とは
銀行の本業がどれだけ稼いだかを示す利益で、債券の売買で出た損益を除いて計算します。
📌 投資判断のポイント
業務純益から国債等債券関係損益を除いた、銀行の本業の利益です。市場の値動きを除いて貸出と手数料の収益力を見るための指標で、算定の細部は銀行ごとに異なります。
詳しい仕組み・意味
銀行の収益は、貸出や預金から生じる資金利益、手数料などの役務取引等利益、市場運用にかかる損益などから成り立ちます。このうち市場の値動きに左右される部分は、年度によって大きく振れます。国債を売った益が出た年は利益が膨らみ、金利が上がって評価損を実現した年は沈みます。
そこで、業務粗利益から経費を差し引いた業務純益から、国債等債券関係損益を除いたものをコア業務純益と呼びます。貸出と手数料という継続的な収益力を取り出して見るための指標です。投資信託の解約益を除いたベースを併記する銀行もあります。
具体例・注意点
決算の見出しに出る最終利益だけでは、銀行の実力は測りにくいところがあります。政策保有株式の売却益や、与信費用の戻り入れが混ざるためです。コア業務純益は、そうした一時的な要因を減らして本業の推移を追うのに向いています。ただし算定の細部は銀行ごとに異なるため、他行と横に並べるときは各行の決算資料で定義を確かめてから比べることが必要です。また本業の利益が出ていても、その先で与信費用が膨らめば最終的な利益は残りません。コア業務純益は収益力を測る指標であって、健全性まで示すものではないという点は分けて捉えておく必要があります。金利が動く局面では、預金と貸出の利ざやがどう変化したかを合わせて見ると、数字の背景が読み取りやすくなります。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。