ブルーボンド

債券・金利
よみ:ぶるーぼんど
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
🗂 金利・為替・債券を理解する ★★ 標準

「ブルーボンド」とは

ブルーボンドとは、調達したお金の使い道を、海洋や水資源を守る事業、持続可能な漁業や海運など、海と水に関わる事業に限って発行される債券である。グリーンボンドの考え方を、海の分野に絞ったものといえる。

📌 投資判断のポイント

調達資金の使い道を海洋や水資源の保全など海と水の事業に限る債券。使い道と効果の報告が求められるが、返済の確かさは発行体の信用力で決まる。

ブルーボンドはどういう仕組み?

仕組みは通常の債券と同じで、発行体が投資家からお金を借り、決められた利息を払って満期に元本を返す。違いは資金の使い道にあり、海洋プラスチックの削減、沿岸の生態系の保全、排水処理、港湾の環境対策などに充てることを発行時に約束し、その後の使い道と効果を投資家に報告する。

国際的には、国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則などの枠組みを土台にして、海の分野で対象となる事業の考え方を整理した実務指針も示されている。国や自治体、国際機関、民間企業などが発行している。

ブルーボンドの具体例と注意点は?

投資家にとって、元本と利息が返ってくるかどうかは、使い道ではなく発行体の返済能力で決まる。ブルーボンドだから安全というわけではなく、同じ発行体の普通の債券と信用リスクは基本的に変わらない。また、資金の使い道が本当に海の環境改善につながっているか、報告の内容と第三者の評価を確かめることも大切である。発行額がまだ小さい分野のため、途中で売りたいときに買い手が見つかりにくい場合がある点にも注意したい。購入を考えるときは、発行体の格付けと利回りを、同じ発行体の普通の債券と並べて比べてみるとよい。

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