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SEC(米国証券取引委員会)は、一定規模以上の機関投資家(大手ファンド・保険会社・年金基金など)に対して、四半期ごとに「どの株を何株保有しているか」を開示する「13Fレポート」の提出を義務付けています。このドーナツチャートはバークシャー・ハサウェイ(ウォーレン・バフェット氏が率いる世界有数の投資会社)の2024年第4四半期の株式保有内訳を可視化したものです。
チャートから読み取れる「バフェットの投資哲学」を解説します。最大比率のAAPL(アップル)への集中は「消費者の日常に組み込まれたエコシステム、強固なブランド力、膨大なキャッシュフロー」という特性を評価したものです。BAC(バンク・オブ・アメリカ)・AXP(アメリカン・エキスプレス)・KO(コカ・コーラ)・OXY(オクシデンタル・ペトロリアム)と続く顔ぶれは「高い市場シェア・ブランド・参入障壁(経済的な堀)」を持つ企業に絞り込むというバフェット哲学の体現です。
13Fには「45日のタイムラグ(遅れ)」があります。四半期が終わってから最大45日後に開示されるため、開示された時点ですでに「45日前の状態」です。バフェット氏はこのタイムラグを逆手に取り、「開示前に静かに売り買いを終えてしまう」こともあります。したがって13Fは「現在の手の内」ではなく「長期的な投資方針・哲学」を読み取るためのツールとして活用するのが正しい使い方です。
個人投資家が13Fから学ぶべきことは「具体的な銘柄の模倣」より「投資哲学の解読」です。「なぜバフェット氏はコカ・コーラを30年以上持ち続けるのか?」「なぜアップルに大量投資したのか?」という問いへの答えを自分なりに研究することで、「良い投資の判断基準」が磨かれていきます。13Fは無料で公開されている一次情報であり、定期的に確認する習慣を持ちましょう。
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