「附属明細書」とは
附属明細書は、会社法にもとづいて株式会社が作る計算書類と事業報告の内容を、さらに詳しく補足する明細のことです。固定資産がどう増減したか、引当金がどう動いたか、販売費及び一般管理費の中身は何かといった、決算書の本体だけでは分からない内訳を示します。
📌 投資判断のポイント
会社法にもとづき株式会社が作る計算書類と事業報告を補足する明細。固定資産や引当金の増減、販管費の内訳などを示し、本店などに備え置かれて株主や債権者が閲覧できる。
附属明細書はどういう仕組み?
会社法は、株式会社に対して、各事業年度の計算書類(貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、個別注記表)と事業報告、そしてこれらの附属明細書の作成を求めています。計算書類の附属明細書に何を載せるかは会社計算規則が定めており、有形固定資産と無形固定資産の明細、引当金の明細、販売費及び一般管理費の明細などが代表的です。事業報告の附属明細書には、役員がほかの会社の役員を兼ねている状況などを記載します。附属明細書は株主総会の招集通知に添付するものではありませんが、本店などに備え置かれ、株主や債権者は閲覧を求めることができます。
附属明細書の具体例と注意点は?
上場会社の場合は、金融商品取引法にもとづく有価証券報告書の中にも、有形固定資産等明細表や引当金明細表といった「附属明細表」があり、名前がよく似ています。会社法の附属明細書と金融商品取引法の附属明細表は、根拠となる法律も様式も別のものです。非上場の会社を調べるときや、取引先の決算書を受け取ったときに、固定資産の増減や引当金の動きを確かめたい場合は、附属明細書の内容を見せてもらうと、本体の数字の背景がつかみやすくなります。
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