ソルベンシー・マージン比率

リスク管理
よみ:そるべんしーまーじんひりつ
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 編集方針
🗂 投資戦略・リスクを管理する ★★ 標準

「ソルベンシー・マージン比率」とは

大災害や株価の大幅な下落など、通常の予測を超える事態が起きたときに、保険会社がどれだけ保険金を支払う余力を持っているかを示す行政監督上の指標です。

📌 投資判断のポイント

通常の予測を超えるリスクに対し、保険会社がどれだけ支払余力を持つかを示す監督上の指標。200%を下回ると早期是正措置の対象になるが、高いから破綻しないとは言い切れない

ソルベンシー・マージン比率はどういう仕組み?

分子は資本金や準備金などを合計した支払余力(ソルベンシー・マージン総額)、分母は保険引受や資産運用などに伴うリスクを数値化した合計額の2分の1です。これに100を掛けて百分率で表します。

計算式は「ソルベンシー・マージン総額 ÷(リスクの合計額 × 1/2)× 100」です。比率が200%を下回ると、金融庁が経営の改善を求める早期是正措置の対象となります。多くの保険会社は200%を大きく上回る水準を開示しています。

ソルベンシー・マージン比率の具体例と注意点は?

比率が高いほど想定外のリスクへの備えが厚いと読めますが、この数字だけで破綻しないと言い切ることはできません。過去には比率が200%を上回っていた会社が破綻した例もあり、資産や負債の評価方法によって実態との乖離が生じることが指摘されてきました。

こうした課題を受け、資産と負債を時価に近い経済価値で評価するソルベンシー規制への移行が進められています。保険会社を比べるときは、ソルベンシー・マージン比率の推移に加え、格付けや決算の内容もあわせて見ると、健全性をより立体的に判断できます。

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