上昇品目比率

経済指標
よみ:じょうしょうひんもくひりつ
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
🗂 経済・景気・政策を読む ★★ 標準

「上昇品目比率」とは

消費者物価指数の対象品目のうち、前年より価格が上がった品目が全体の何パーセントを占めるかを示す指標です。

📌 投資判断のポイント

消費者物価の対象品目のうち値上がりした品目が何パーセントかを示す指標です。値上げが少数の品目に偏っているのか幅広く広がっているのかを区別できます。

詳しい仕組み・意味

物価の上がり幅ではなく、値上がりがどれだけ多くの品目に広がっているかを測ります。日本銀行は下落品目比率と組にした「上昇・下落品目比率」として公表しており、両者の差である上昇品目比率マイナス下落品目比率もあわせて示されます。

上昇率そのものを見る指標と違い、少数の品目が大幅に値上がりした場合と、多数の品目が小幅に値上がりした場合を区別できます。前者は一時的な要因である可能性が高く、後者は賃金や需要の変化を背景とした持続的な動きである可能性が高いと読まれます。対象は生鮮食品を除く消費者物価指数の品目で、前年の同じ月と比べて上昇したか下落したかで分類します。

具体例・注意点

総合指数の伸びが同じでも、上昇品目比率が高いときのほうが物価の基調は強いと解釈されます。金融政策の判断材料としても参照されるため、消費者物価指数の公表後に日本銀行のコア指標まで確認する習慣をつけると、数字の意味を取り違えにくくなります。比率は品目数ベースの計算であり、支出の重みとは別物である点には留意してください。上昇品目比率が高止まりしている局面は、値下がりする品目が減っていることも同時に意味します。水準そのものより、前月からの変化に注目してください。

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