CPI

経済指標
よみ:しょうひしゃぶっかしすう
🗂 経済・景気・政策を読む ★★★ 重要

「CPI」とは

CPI(消費者物価指数)は、私たちの日常生活に関わる商品・サービスの価格が前年比でどれだけ変動したかを測る「物価の体温計」。FRBや日銀が利上げ・利下げを判断するうえで最も注目する物価指標の一つ。

超重要用語 — 投資家の必修単語

物価が上がるとFRBは動く——CPIの発表日、世界中の投資家が画面の前で固唾をのむ。その数字ひとつが、相場を塗り替える。

📌 投資判断のポイント

一般家庭が購入するモノ・サービスの価格変動を測る「物価の体温計」。総合CPI(全品目)とコアCPI(食品・エネルギー除く)の2種類があり、FRBの利上げ・利下げ判断に直結する最重要指標。

📐 計算式・数値の目安

CPI上昇率(%) = (当期CPI − 前期CPI) ÷ 前期CPI × 100 | FRBのインフレ目標: コアPCE 2%(CPIとは別指標)

CPIの図解

詳しい仕組み・意味

CPI(Consumer Price Index: 消費者物価指数)は、食料品・住居費・医療費・交通費など一般家庭が購入するモノ・サービスの価格変動を、基準年=100として数値化した経済指標。米国では労働統計局(BLS)が毎月発表し、日本では総務省が発表する。
CPIには2種類ある点が重要。①総合CPI(ヘッドラインCPI):食品・エネルギーを含む全品目が対象(詳細は「ヘッドラインCPI」の項)。②コアCPI:変動が激しい食品・エネルギーを除いた指標で、基調的なインフレを測るFRBの主要判断材料(詳細は「コアCPI」の項)。FRBとの関係:FRBは「コアPCEで2%目標」を掲げており、CPIが目標を大きく上回ると利上げ、大きく下回ると利下げを検討する。

具体例・注意点

2022年6月の米国CPIは前年比+9.1%と約40年ぶりの高水準に達し、FRBは0.75%の大幅利上げを実施。この連続利上げが世界的な株価下落・ドル高・超円安を招いた。
注意点①:CPIはあくまで「過去のデータ」。市場は数値そのものより「予想値との差(サプライズ)」に最も強く反応する。
注意点②:FRBが政策判断で最重視するのはCPIではなくコアPCE。CPIはPCEより住居費の比率が高く、数値が乖離することがある(詳細は「コアPCE」の項)。

関連用語

インフレ(インフレーション)

モノの価格が継続上昇し現金の価値が目減りする現象。中央銀行は2%目標を超えると利上げで抑制する。株式・不動産・コモディティはインフレに強いとされる。

デフレ(デフレーション)

物価が持続的に下落する状態。消費の先送りが連鎖してデフレスパイラルへ陥るリスクがあり、日本の「失われた20年」が典型例。実質金利が高止まりする点も見落とせない。

ヘッドラインCPI

総合CPIの通称で、食品・エネルギーを含む全品目の物価変動率。コアCPIと異なりエネルギー価格の急騰・下落の影響を直接受けるため月次変動が大きい。FRBはコアCPIを重視するが、実際の生活コストを測るにはヘッドラインCPIが実態に近い。

コアCPI

コアCPIは食料・エネルギーを除いた物価指標で、短期的なノイズを排除して「基調インフレ」を測る。中央銀行の政策判断に直結するため、毎月の発表が市場を大きく動かす。日本と米国で「コア」の定義が異なる点に注意。

コアPCE

FRBが金融政策の基準として最重視するインフレ指標。食品・エネルギーを除いたPCEデフレーターで、FOMCの利上げ・利下げ判断に直結する。コアCPIよりやや低めに出る傾向があり、目標値2%との乖離が市場の注目点。

金利

すべての資産価格に影響するお金の価格。利上げで株・不動産が下落し、利下げで上昇しやすい。金利と債券価格は逆方向に動く大原則も必ず押さえる。

経済指標 の他の用語

🏷 関連タグ

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