「常用雇用指数」とは
事業所に常用として雇われている労働者の数の動きを、基準となる年を100として指数で表したものです。雇用の量的な変化をとらえます。
📌 投資判断のポイント
毎月勤労統計調査で公表される、常用労働者数の動きを基準年100で表した指数です。パート比率の変化で人数と労働投入量がずれるため、内訳や労働時間とあわせて読みます。
詳しい仕組み・意味
厚生労働省の毎月勤労統計調査で公表されています。常用労働者とは、期間を定めずに雇われている人と、1か月以上の期間を定めて雇われている人を指し、一般労働者とパートタイム労働者に分けて集計されます。
失業率が労働力人口に対する失業者の割合を見るのに対し、この指数は事業所側から見た雇用者数の増減を追います。景気が上向くと企業はまず所定外労働時間を延ばし、それでも足りなくなると採用を増やすため、雇用者数の増加は残業時間の増加よりやや遅れて現れます。この順序を知っておくと、指標の読み違いを防げます。
具体例・注意点
指数が102.0であれば、基準年より常用労働者数が2パーセント多いことを示します。
注意点は、人数の増加が必ずしも労働投入量の増加を意味しないことです。パートタイム労働者の比率が上がれば、雇用者数は増えても総労働時間は伸びないことがあります。賃金指標を読むときも同じ罠があり、パート比率の上昇は平均賃金を押し下げます。常用雇用指数は、一般とパートの内訳、所定外労働時間指数とあわせて見ることではじめて、雇用の実像に近づきます。
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