「預貸率」とは
銀行が集めた預金のうち、どれだけを貸出に回しているかを示す比率です。
📌 投資判断のポイント
貸出金を預金で割った比率です。高いほど良いという指標ではなく、貸倒引当金の積み方や流動性の状況と合わせて読む必要があります。
📐 計算式・数値の目安
預貸率 = 貸出金残高 ÷ 預金残高 × 100
詳しい仕組み・意味
貸出金の残高を預金の残高で割って求めます。集めた資金をどれだけ貸出という本業に振り向けられているかを示す指標で、収益力を見るときの手がかりになります。この比率が低い状態は、貸出先を十分に開拓できず、資金を国債などの有価証券の運用に回していることを意味します。有価証券への配分を見る預証率と合わせて読むと、資金の使い道の全体像がつかめます。逆に高い場合は、調達に対して貸出が伸びている一方で、手元の流動性の余裕が小さくなっている可能性を見ます。貸出の伸びだけでなく、預金が減って比率が上がる場合もあるため、分子と分母のどちらが動いたのかを分けて確かめる必要があります。
具体例・注意点
水準は地域や業態によって大きく異なるため、他行と比べるときは同じ業態同士で見る必要があります。数値の高低だけで良し悪しを決められるものではなく、貸倒引当金の積み方や不良債権の状況とあわせて読むことが欠かせません。銀行の株を見るときは、水準そのものよりも、変化の方向とその背景を確かめてください。
実務では、預金に譲渡性預金を含めるかどうかなど、集計の定義が資料によって異なることがあります。複数の資料を並べるときは、同じ定義の数字かを確かめてください。業態別の集計は日本銀行や全国銀行協会が公表しており、時系列で追うなら出典を揃えるのが基本です。
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⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。