「大口定期預金」とは
1,000万円以上をまとめて預け入れる定期預金です。正式には自由金利型定期預金と呼ばれ、店頭表示の利率がスーパー定期より高めに設定されることがあります。
📌 投資判断のポイント
1,000万円以上をまとめて預ける定期預金で、正式名は自由金利型定期預金。利率は高めに設定されることがあるが、預金保険の保護は1金融機関あたり元本1,000万円までなので、超える分は分散も考える。
大口定期預金はどういう仕組み?
三井住友銀行の「大口定期」(2026年8月17日現在の商品説明書)では、預入は国内本支店の窓口で1,000万円以上1円単位、期間は1か月から10年までの定型期間か、1か月超10年未満の任意の日を指定できます。利率は預入時の約定利率を満期日まで使う固定金利で、預入期間2年以上なら中間利払日にも利息が支払われます。
利息には個人の場合20.315%(国税15.315%、地方税5%)の源泉分離課税がかかります。また、預入金額が1,000万円以上のため、障害者等を対象とする少額貯蓄非課税制度(マル優)は使えません。
大口定期預金の具体例と注意点は?
大口定期預金で最も注意したいのは預金保険の上限です。定期預金は一般預金等にあたり、預金者1人につき1つの金融機関ごとに合算して、元本1,000万円までとその利息等が保護されます。同じ銀行に大口定期1,500万円を預けている場合、保護の対象は元本1,000万円までで、残る500万円は破綻した金融機関の財産の状況に応じて支払われます。
退職金などまとまった資金を預けるときは、複数の金融機関に分けることで保護の範囲に収める方法があります。
スーパー定期との違い
スーパー定期は1円や1万円から預けられる小口の定期預金で、300万円未満と300万円以上で利率の区分を分けている銀行もあります。大口定期預金は1,000万円以上が条件で、満期前に解約したときの利率の決め方も別に定められています。三井住友銀行の大口定期では、預入から6か月後以降の解約で約定利率×70%と、基準利率を用いた所定の算式による利率のいずれか低い方を使います。預ける前には、同じ金融機関にある普通預金やほかの定期預金と合算して元本1,000万円を超えないかも確かめておきます。
関連用語
銀行で最も一般的な円の定期預金の愛称で、正式名は自由金利型定期預金(M型)。預入時の利率が満期まで固定され、1か月から10年まで期間を選べる。300万円以上はスーパー定期300と呼び分けることが多い。
口座を分けても保護の枠は増えない。同じ金融機関にある預金はすべて合算されるため、1,000万円の枠を広げたいなら増やすのは口座の数ではなく金融機関の数である。
預入期間2年以上などの定期預金で、満期前の決まった日に利息の一部を支払う仕組み。1年ごとの支払いなら約定利率の70%で計算し、残りは満期日に精算する商品が多い。途中解約すると払い過ぎ分が元金から引かれる。
マル優を使うには最初の預入までにこの書類を出す必要があり、預け入れた後から遡って非課税にすることはできない。対象は障害者手帳の交付を受けた人や遺族年金を受けている人などに限られる。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。