「ジュグラーの波」とは
企業の設備投資によって生じる、約10年周期の中期的な景気循環です。
📌 投資判断のポイント
生産設備の更新需要が生む約10年の波で、主循環とも呼ばれる。キチンの波より振幅が大きく雇用や利益への影響が長く続く一方、技術の陳腐化が速い分野では周期が縮む。
詳しい仕組み・意味
19世紀のフランスの経済学者クレマン・ジュグラーが見いだした循環で、主循環とも呼ばれます。機械や工場などの生産設備は、導入してから更新までにおよそ10年前後かかります。景気が良い局面で各社が一斉に設備を新しくすると、その後しばらく投資需要が途切れ、耐用年数が近づいた頃に再び更新需要が立ち上がります。この設備の寿命に沿った投資の波が、約10年の景気の起伏を作ると考えられています。在庫が原因のキチンの波より振幅が大きく、企業の利益や雇用への影響も長く続きます。
具体例・注意点
データセンターや半導体製造装置のように投資額が大きく耐用年数の長い分野では、この波が業績を大きく左右します。ただし技術の陳腐化が速い分野では更新の間隔が短くなり、10年という目安は当てはまりません。景気循環の分類はあくまで事後的な整理であって、将来の転換点を予告するものではないという前提で読む必要があります。
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設備投資
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。