「減損テスト」とは
固定資産やのれんの価値が、帳簿に載っている金額を下回っていないかを確かめる手続きです。
📌 投資判断のポイント
固定資産やのれんの価値が帳簿価額を下回っていないかを確かめる手続き。日本基準は兆候の確認、割引前将来キャッシュ・フローとの比較、回収可能価額までの減額の順に進み、国際会計基準ではのれんを毎年テストする。
詳しい仕組み・意味
日本の会計基準では、まず減損の兆候があるかを確認します。営業損益が継続してマイナスになっている、市場価格が著しく下落した、といった状況が兆候にあたります。兆候があれば、その資産から得られる割引前の将来キャッシュ・フローの合計と帳簿価額を比べ、下回る場合に減損を認識します。認識した場合は、帳簿価額を回収可能価額まで引き下げ、差額を減損損失として計上します。国際会計基準では、のれんについて兆候の有無にかかわらず毎年テストを行う点が異なります。
具体例・注意点
買収した会社の業績が計画を下回り続けると、のれんの減損テストで多額の損失が計上されることがあります。減損損失は現金の流出を伴わない損失ですが、過去の投資判断が想定どおりの成果を上げていないことを示します。将来キャッシュ・フローの見積もりには経営者の判断が入るため、前提とした成長率や割引率が妥当かを注記で確認します。のれんの残高が純資産に対して大きい企業ほど、テストの結果が利益に与える影響は大きくなります。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。