即時償却

制度・取引
よみ:そくじしょうきゃく
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
🗂 制度・取引を理解する ★★ 標準

「即時償却」とは

即時償却とは、買った設備の代金を、本来の耐用年数に分けずに、購入した年に全額を経費として計上できる特例のことです。

📌 投資判断のポイント

対象設備の取得費を、購入した年に全額経費にできる特例。税の負担を先送りできるが、なくなるわけではなく、現金は先に出ていく。

即時償却はどういう仕組み?

設備は何年も使うので、通常は買った代金を耐用年数に分けて、毎年少しずつ減価償却費として費用にします。即時償却は、特例の対象になる設備について、この分け方を使わず、購入した年に全額を費用にする制度です。その年の利益が小さくなるので、納める税金も減ります。ただし、課税がなくなるわけではありません。翌年以降に費用にできる額が減る分、後の年の税金が増えるので、税金を先送りする効果があります。

即時償却の具体例と注意点は?

特例は対象となる設備、期間、金額の上限が決まっており、使える会社も限られます。節税のために必要のない設備を買えば、現金が出ていくぶん資金繰りは悪化します。税金が減っても、払った代金が戻ってくるわけではないからです。利用するときは、制度の最新の要件を確かめ、専門家にも相談してください。

通常の減価償却との違い

通常の減価償却は、使う期間に応じて費用を分けるため、利益と費用が対応しやすい方法です。即時償却は、費用を前倒しにするので、その年の利益が小さく見えます。決算書を比べるときは、特例を使った年かどうかで利益の見え方が変わると知っておくと、読み間違いを防げます。

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