「Gross Bookings(総予約額)」とは
Gross Bookingsは、配車、旅行、フードデリバリーなどのプラットフォーム上で発生した取引総額を示す指標。企業の売上ではなく、プラットフォームを通過した経済規模を見るために使われる。
📌 投資判断のポイント
Gross Bookingsはプラットフォーム上の総取引規模を見る指標。売上高ではなく、テイクレートと一緒に確認する。
📐 計算式・数値の目安
Gross Bookings = プラットフォーム上で発生した予約・注文・取引の総額
詳しい仕組み・意味
Gross Bookingsは、UberやAirbnbのような仲介型ビジネスでよく使われる。ユーザーが支払った運賃、宿泊料金、配送料、手数料、税金などをどこまで含めるかは企業ごとに定義が違うが、基本的にはプラットフォーム上の総取引価値を表す。
重要なのは、Gross Bookingsがそのまま売上高ではない点だ。プラットフォーム企業は、取引総額の一部を手数料やサービス料として売上に認識する。したがって、Gross Bookingsが伸びていても、テイクレートが下がれば売上成長は鈍る可能性がある。
具体例・注意点
総予約額が1,000億円、売上高が250億円なら、単純なテイクレートは25%になる。Gross Bookingsが増えている場合、利用者数、注文頻度、平均注文額、価格上昇、地域拡大のいずれかが効いている可能性がある。
注意点は、キャンセル、返金、税金、ドライバーやホストへの支払い、プロモーションの扱いで比較可能性が落ちることだ。GMVやGBVと似ているが、企業の定義を確認してから比較したい。
投資判断での使い方
Gross Bookingsは、プラットフォームの規模と需要の強さを見る入口になる。売上高、テイクレート、MAU、注文頻度、AOVと組み合わせると、成長が利用者増によるものか、単価上昇や手数料率の変化によるものかを判断しやすい。
関連用語
GMVはプラットフォーム上の取引規模。売上とは違うためテイクレートとセットで見る。
テイクレートは流通総額から企業が得る取り分。プラットフォーム企業の収益性を見る。
ネットテイクレートは取引総額から実質的にどれだけ収益化できるかを見る指標。補助金や割引の影響も考えたい。
売上高を示す最も基本的な指標で、企業の規模や成長性の出発点となる。ただし利益は含まれないため、単独では企業の良し悪しは判断できない。
MAUはユーザー基盤の大きさを見る指標。定義差が大きいため、ARPUや利用頻度と一緒に見る。
注文頻度はユーザーがどれだけ繰り返し使うかを見る指標。AOVや粗利率と合わせて収益性を確認する。
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