為替スワップ

為替・FX
よみ:かわせすわっぷ
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
🗂 金利・為替・債券を理解する ★★ 標準

「為替スワップ」とは

直物取引と先物取引を同時に反対方向で組み合わせ、短期間だけ通貨を交換する取引。実質的には、一方の通貨を担保に他方の通貨を借りる資金取引にあたる。

📌 投資判断のポイント

直物と先物を同時に反対売買し、短期間だけ通貨を交換する取引です。外国債券の為替ヘッジはこの取引で行われ、内外金利差が広がるとヘッジコストが膨らみます。

詳しい仕組み・意味

為替スワップは、たとえば今日円を渡してドルを受け取り、同時に3か月後にドルを返して円を受け取る契約を結ぶ取引である。直物と先物のレート差はフォワードポイントと呼ばれ、二つの通貨の金利差を反映する。金利の高い通貨を受け取る側は、先物のレートで不利になる形でその差を支払う。この関係を理論的に示したものがカバー付き金利平価である。期間は翌日物から1年程度までが中心で、通貨スワップと違って契約期間中の金利交換はなく、元本の交換も期首と期末の一往復で完結する。

具体例・注意点

金融機関や機関投資家が外貨資金を短期で調達する主要な手段であり、外国債券に投資するときの為替ヘッジも実務ではこの取引で行われることが多い。ドル資金の需要が逼迫すると、理論値より高いコストが上乗せされることがあり、この上乗せ幅はベーシスと呼ばれて金融ストレスの指標として見られている。為替ヘッジ付きの外国債券ファンドで、内外金利差が広がるとヘッジコストが膨らみ利回りを削るのは、この仕組みが背景にある。名前が似ている通貨スワップとは、期間と金利交換の有無が異なる。ヘッジの有無で成績が大きく変わるため、外国債券ファンドを選ぶ前にヘッジコストの水準を調べておきたい。

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