「社債権者集会」とは
同じ種類の社債を持つ投資家(社債権者)が集まり、元利金の支払いの猶予など、社債権者全体の利害に関わる事項を決める会議体です。
📌 投資判断のポイント
同じ種類の社債を持つ投資家が、元利金の支払い猶予や減額など全体の利害に関わる事項を多数決で決める会議体。決議は裁判所の認可を受けて効力を持ち、反対した人にも及ぶ
社債権者集会はどういう仕組み?
会社法にもとづく仕組みで、社債の種類ごとに組織されます。社債は多くの投資家に分散して保有されるため、発行会社の業績が悪化したときなどに、一人ひとりが別々に交渉するのではなく、多数決でまとまった意思を決められるようにしています。
集会は、発行会社や社債管理者が招集するほか、一定割合以上の社債を持つ社債権者が招集を求めることもできます。決議できる事項には、元利金の支払いの猶予や、債務不履行による責任の免除などがあり、2021年に施行された改正会社法では、元本や利息の減額も決議できることが明確にされました。
重要な事項は、出席者の議決権の多数だけでなく、議決権総額に対する一定の割合の賛成を必要とする特別決議で決めます。
社債権者集会の具体例と注意点は?
社債権者集会の決議は、そのままでは効力を持たず、裁判所の認可を受けて初めて効力が生じます。認可されると、決議に反対した社債権者や出席しなかった社債権者にも効力が及びます。
実際に開かれるのは、発行会社が経営難に陥り、社債の元利金を当初の条件どおりに支払うことが難しくなった場面が中心です。個人向け社債を持っている会社の業績が悪化したときは、招集の通知や会社の開示に注意し、決議の内容が自分の受け取る元利金にどう影響するかを確認することが大切です。
関連用語
企業が発行する債券で、政府債券より高い利回りが期待できるが、その分信用リスクも高い。リスクとリターンの関係を理解することが重要。
社債権者に代わって元利金の受け取りや債権の保全を行う銀行などをいいます。会社法では原則として設置が必要ですが、各社債の金額が1億円以上の場合などは置かなくてよいとされています。
発行体が債務を返済できなくなる状態。債券投資における最大のリスクであり、元本が失われる可能性がある。
分割で払える権利を失い、残債の全額と遅延損害金を一括で請求される状態です。発生条件は契約書や約款に定められているため、延滞する前に条項を確認しておくことが大切です。
債券・金利 の他の用語
🏷 関連タグ
⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。