「AOV(平均注文額)」とは
AOVは、1回の注文あたり平均でいくら購入されているかを示す指標。EC、デリバリー、旅行予約、マーケットプレイスの売上やGMVを分解するときに使われる。
📌 投資判断のポイント
AOVは1注文あたりの金額を見る指標。GMV成長が注文数増なのか単価上昇なのかを分けて考えられる。
📐 計算式・数値の目安
AOV = 総注文額 ÷ 注文数
詳しい仕組み・意味
AOVはAverage Order Valueの略で、平均注文額と訳される。総注文額を注文数で割って求める。GMVやGross Bookingsは、ざっくり言えば「注文数 × AOV」で増減するため、AOVは取引規模の伸びを理解するための基本要素になる。
AOVが上がる要因には、価格上昇、高単価商品の構成比上昇、まとめ買い、送料・手数料込みの単価上昇、法人顧客の増加などがある。反対に、低単価商品の増加や割引拡大でAOVが下がることもある。
具体例・注意点
注文総額が10億円、注文数が20万件ならAOVは5,000円である。注文数が増えなくてもAOVが上がればGMVは伸びるが、値上げによって注文頻度が落ちる可能性もある。
注意点は、AOVだけでは利益率が見えないことだ。高単価でも配送費や返品、割引が大きければ粗利益は残りにくい。売上高、粗利益、注文頻度と一緒に見る必要がある。
投資判断での使い方
AOVは、GMV成長の中身を分解するために使う。アクティブバイヤー、注文頻度、テイクレート、ネットテイクレートと組み合わせると、成長がユーザー増によるものか、単価上昇によるものかを判断しやすい。
AOVはインフレや為替、商品ミックスの影響も受ける。値上げでAOVが上がっているだけなら、数量やリピート率が落ちていないかを同時に確認したい。
関連用語
GMVはプラットフォーム上の取引規模。売上とは違うためテイクレートとセットで見る。
Gross Bookingsはプラットフォーム上の総取引規模を見る指標。売上高ではなく、テイクレートと一緒に確認する。
注文頻度はユーザーがどれだけ繰り返し使うかを見る指標。AOVや粗利率と合わせて収益性を確認する。
アクティブバイヤーは需要側の厚みを見る指標。人数だけでなく、購入頻度と購入単価も確認したい。
テイクレートは流通総額から企業が得る取り分。プラットフォーム企業の収益性を見る。
売上から原価を引いた最初の利益で、ビジネスの基本的な収益力を示す指標。ここから各種コストが引かれ、最終利益へとつながる。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。