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PBR(株価純資産倍率)とは「会社の解散価値(純資産)に対して、株価が何倍かを示す指標」です。PBR=1倍なら「株価と会社の解散価値が同じ」、PBR=0.5倍なら「株価が解散価値の半分(つまり超割安)」ということです。2023年、東京証券取引所(東証)は「PBRが1倍を下回っている企業は、資本効率を改善するための計画を開示しなさい」と上場企業に要求しました。これが「PBR1倍割れ改善テーマ」と呼ばれる日本株の構造改革の号砲でした。
なぜこれが重要なのかを説明します。日本には長年「PBR1倍割れ企業」が欧米に比べて圧倒的に多く存在していました。これは「利益が出ても株主に還元せず、会社に現金を溜め込む企業文化」が一因でした。東証の要求を受け、多くの企業が「自社株買い(発行した株を自分で買い戻し、株価を上げる)」「配当増額」「不採算事業の売却」などの株主還元策を積極化しました。
外国人投資家はこの変化を高く評価し、2023〜2024年に日本株に大規模な資金を投入しました。低PBR銘柄のETF(1490.T)と日経225の比較チャートは、このガバナンス改革テーマが実際の株価上昇に反映されたかどうかを検証するものです。この改革はまだ途中段階であり、「まだPBR1倍を下回っている大型株」の中に次の投資機会が眠っている可能性があります。
「ガバナンス改革=会社の運営が株主(投資家)にとってより良くなること」と理解してください。企業が稼いだ利益を適切に還元するようになることで、配当が増え、株価も上がりやすくなります。日本株への投資を考えている方は「PBRが低い企業の中で、株主還元を積極化している企業」に注目することが一つの戦略です。
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