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三菱重工業(7011)と川崎重工業(7012)は日本の防衛産業(戦闘機・護衛艦・ミサイルなどの製造)を代表する企業です。近年の北朝鮮のミサイル発射、台湾海峡の緊張、ロシアのウクライナ侵攻などの地政学リスク(国際的な政治・軍事的リスク)の高まりを受け、日本政府は防衛費をGDP(国内総生産)の約1%から2%へ倍増させる方針を決定しました。この予算増大が「防衛関連株の株価上昇」につながっています。
「軍事・防衛に投資するのは倫理的にどうなのか」という疑問を持つ方もいるでしょう。これは重要な価値観の問いかけです。一方で「防衛力の整備は国の安全保障の根幹であり、民主主義国家の重要インフラ」という考え方もあります。投資家として、こうした倫理的側面と経済的側面の両方を理解した上で判断することが大切です。このグラフは「地政学リスクが株価にどう影響するか」という事実を客観的に記録するものです。
防衛関連企業の株価の特徴として、「受注残(バックオーダー)が積み上がることで、数年先の業績予見性が高まる」という点があります。防衛省から大型契約を受注すると、数年にわたって安定した売上が確保されます。三菱重工は戦闘機・護衛艦・ロケット(H3)など多岐にわたる防衛・宇宙事業を展開しており、川崎重工は潜水艦・輸送機・ヘリコプターなどを担当しています。
防衛株への投資に関わらず、「地政学リスクが高まると、どのような産業に影響するか」を理解することは現代の投資家として重要です。防衛費増大はエネルギーコスト上昇・食料安全保障への意識強化にもつながり、エネルギー株・食料関連株にも影響します。「地政学=遠い世界の話」ではなく、家計の物価・金利・投資にも波及するテーマです。
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