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このグラフは「ユーロ円(EURJPY)」と「ポンド円(GBPJPY)」という、ドル円以外のクロス円相場の1年間の推移を比較したものです。ユーロはEU(欧州連合)の通貨、ポンドは英国(イギリス)の通貨です。「クロス円」とは円が絡む通貨ペアの総称で、ドル以外の通貨と円の交換レートを示します。「円安が特定の通貨だけの話なのか、円全体の話なのか」を判断するために有効なグラフです。
読み方のポイントを説明します。ユーロ円とポンド円が同時に上昇しているときは「円が幅広く売られている(円全体の弱さ)」を意味します。一方、ドル円だけが動いてユーロ円・ポンド円が横ばいのときは「ドル特有の動き(米国の金利・経済指標の影響)」と判断できます。「どの通貨に対しても円安→円自体が弱い」「特定の通貨に対してだけ円安→その国の事情」という読み分けができるようになります。
欧州の金融政策もユーロ円・ポンド円に大きく影響します。ECB(欧州中央銀行)が利上げすると「ユーロが高くなる→ユーロ円上昇(円安ユーロ高)」、利下げすると逆の動きになります。2024年にECBが利下げを開始し、英国のインフレが続くという異なる状況が生まれたため、ユーロ円とポンド円の動きが乖離した局面もありました。
欧州への旅行・留学・ビジネスを考えている方にとって、ユーロ円・ポンド円は直接関係するレートです。ユーロ円が160円なら「1ユーロのコーヒーが160円」、ポンド円が200円なら「1ポンドの商品が200円」です。欧州旅行の費用を見積もる際、「今のレートが過去1年でどの位置にいるか」を確認するためのチャートとして活用できます。
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