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WTI(West Texas Intermediate=ウエスト・テキサス・インターミディエート)は「米国産の代表的な原油(石油の一種)」の価格基準です。世界の原油価格は主に「WTI原油先物」と「ブレント原油先物」の2つで語られます。このグラフはWTI原油の価格推移とXLE(米国エネルギーセクターETF、エクソンモービル・シェブロンなどエネルギー大手を含む)のパフォーマンスを比較し、「原油価格と石油会社の株価の関係」を可視化しています。
原油価格を動かす要因を説明します。需要サイドでは「世界経済の好不況(特に中国の製造業・インドの成長)」「自動車・飛行機などエネルギー消費の増減」が影響します。供給サイドでは「OPEC(石油輸出国機構、サウジアラビア・UAEなどが加盟)の減産・増産決定」「中東情勢(紛争リスク)」「米国シェールオイルの生産量」が価格を動かします。「地政学リスクが高まる→供給不安→原油高」というパターンは過去に何度も繰り返されています。
エネルギーETF(XLE)は原油価格と高い相関を持ちながらも、完全に一致しない場合があります。石油会社は「原油を売る」だけでなく「配当政策・自社株買い・ヘッジ(価格変動リスクの管理)」などの経営判断を行っています。原油高でも株価が上がらない局面は「会社の戦略や財務状態が評価されていない」こともあります。
日常生活への影響として、原油価格は「ガソリン代」「電気代(火力発電)」「プラスチック製品の価格」「輸送コスト→食料品の値段」に直結します。原油が1バレル100ドルを超える高水準が続くと、日本全体の輸入コストが増え、物価全体を押し上げます。「最近ガソリンが高い」という感覚の背後にWTI原油の動向があります。このグラフを定期的に確認することで、物価変動の予兆を早めに察知できます。
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