「ゼロクーポン債(割引債)」とは
利息(クーポン)が支払われない代わりに、額面より安い価格で発行され、満期に額面で償還される債券。差額が実質的な利益になる。
📌 投資判断のポイント
利息がない代わり額面より安く発行され満期に額面で償還される債券。差額が利益で、途中利払いがないぶん自動的に複利運用となる。金利変動への感応度が同満期の利付債より大きく、金利低下で大きく値上がり、上昇で大きく値下がりする。
詳しい仕組み・意味
通常の債券は定期的に利息を払うが、ゼロクーポン債は途中の利払いが一切ない。その代わり、額面100に対して例えば80で発行され、満期に100で償還される。この「割引された差額(20)」が投資家のリターンになる。だから割引債とも呼ばれる。
特徴は次の通り。
- 複利効果が働く:途中で利息を受け取らないため、再投資の手間がなく、満期まで自動的に複利で運用される形になる。
- 価格変動が大きい:利払いがないぶん、金利変動に対する価格の感応度(デュレーション)が同じ満期の利付債より大きい。金利が動くと価格が大きく振れる。
- 満期の受取額が確定:発行時に満期の償還額が決まっているため、長期の目標額(教育資金・老後資金など)に合わせやすい。
具体例・注意点
金利変動への感応度が高い性質は、金利低下局面では大きな値上がり益を狙える一方、金利上昇局面では大きく値下がりするリスクにもなる。長期のゼロクーポン債ほどこの振れは大きい。
注意点:税制面で、途中の利息はなくても償還時の差益(または途中売却の値上がり益)が課税対象になる点に注意が必要だ。また外貨建てのゼロクーポン債は、満期までの為替変動が円換算リターンを大きく左右する。仕組みはシンプルだが、金利感応度の高さ・課税・(外貨建てなら)為替リスクを理解して使うことが大切だ。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。