「ボリュームレシオ」とは
一定期間の出来高を、株価が上がった日と下がった日に分けて比べ、買いと売りのどちらに勢いがあるかを測る指標。VRと略され、売られすぎや買われすぎの判断に使われる。
📌 投資判断のポイント
一定期間の出来高を、株価が上がった日と下がった日に分けて比べ、買いと売りのどちらに勢いがあるかを測る指標。100%が均衡で、低いと売られすぎ、高いと過熱の目安とされる。
ボリュームレシオはどういう仕組み?
よく使われる計算式は、(上昇日の出来高合計+変わらずの日の出来高合計×1/2)÷(下落日の出来高合計+変わらずの日の出来高合計×1/2)×100(%)である。期間は25日がよく使われる。
上昇日と下落日の出来高が同じなら100%になる。上昇日の出来高が多いほど数値は大きくなり、下落日の出来高が多いほど小さくなる。株価の値幅ではなく、出来高で需給の偏りを測る点に特徴がある。
変わらずの日の出来高を半分ずつ両側に加えるのは、どちらにも偏らない日の売買を中立として扱うためである。計算式には、全体の出来高に占める上昇日の割合で表す変形もあり、その場合は50%が均衡になる。
ボリュームレシオの具体例と注意点は?
25日間で上昇日の出来高が900万株、下落日が600万株、変わらずの日が100万株なら、(900+50)÷(600+50)×100で約146%になる。
目安として、70%を下回ると売られすぎで底値圏、300〜450%を上回ると買われすぎで過熱とみる見方がある。ただし強い上昇トレンドでは高い水準が長く続くことがあり、数値だけで逆張りするのは危険である。出来高が少ない銘柄では、数日の大商いで数値が大きく振れる点にも注意したい。
株価の上昇が続いているのにボリュームレシオが下がっていく場合は、上昇を支える商いが細っている兆しと読むことがある。価格と指標の方向がずれる、いわゆるダイバージェンスの考え方である。
ボリュームレシオの期間を短くすると反応が速くなる代わりに、数値が大きく振れやすくなる。
RSIとの違い
RSIは一定期間の値上がり幅と値下がり幅を比べ、価格の動きから勢いを測る。ボリュームレシオは値幅を見ず、上がった日と下がった日の出来高を比べる。
小さな値上がりでも大商いなら、ボリュームレシオは大きく上がる。値動きと出来高のどちらに偏りが表れているかを比べると、上昇や下落が多くの投資家を巻き込んだものかどうかを確かめる手がかりになる。
RSIは70%以上で買われすぎ、30%以下で売られすぎとされることが多く、目安の水準も指標ごとに違う。数値の意味を混同しないよう、どの指標を見ているかを意識したい。
関連用語
テクニカル の他の用語
🏷 関連タグ
⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。