アップサイドキャプチャー

投資指標
よみ:あっぷさいどきゃぷちゃー
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
🗂 株価・企業を分析する ★★ 標準

「アップサイドキャプチャー」とは

市場が上昇した局面で、そのファンドが市場の値上がりのうちどれだけを取れたかを示す指標です。

📌 投資判断のポイント

市場が上がった局面で、そのファンドが値上がりのうちどれだけ取れたかを示します。バランス型は債券を含むため株式指数より低くなるのが普通で、下落側の指標と対で見てください。

詳しい仕組み・意味

ベンチマークがプラスだった期間だけを取り出し、その期間のファンドの累積リターンをベンチマークの累積リターンで割って求めます。100パーセントであれば市場と同じだけ上昇を取れたことを、120パーセントであれば市場より2割多く取れたことを意味します。下落局面での落ち方を見るダウンサイドキャプチャーと対で使われ、二つを並べると、そのファンドが上昇に強いのか下落に強いのかという性格が見えます。上昇で市場並みに追随しつつ下落では市場より小さく落ちる、という組み合わせが望ましい形とされます。

具体例・注意点

バランス型ファンドは債券を組み入れているため、アップサイドキャプチャーは株式指数に対して100パーセントを下回るのが普通です。株式より上がらないこと自体は欠陥ではなく、設計どおりの結果です。上昇局面だけを見て「株式型に負けている」と判断すると、下落局面で守られる性質を捨てることになります。必ずダウンサイドキャプチャーと組み合わせて見てください。また、計測期間の取り方で数値は変わるため、上昇局面が長かった期間の数値だけで比べないことも大切です。確定拠出年金の商品一覧にはこの指標が載っていないことも多いので、その場合は運用報告書や販売会社の比較ページで確認することになります。

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