ダウンサイドキャプチャー

投資指標
よみ:だうんさいどきゃぷちゃー
🗂 株価・企業を分析する ★★ 標準

「ダウンサイドキャプチャー」とは

指数が下がった局面だけを取り出して、ファンドがその下落を何割取り込んだかを示す比率です。

📌 投資判断のポイント

指数が下げた局面でファンドが下落を何割取り込んだかを示し、百未満なら下げに強かったことを意味します。上昇局面の数値と並べないと、単に慎重なだけの商品と区別できません。

詳しい仕組み・意味

比較対象となる指数がマイナスだった月だけを集め、その期間の指数の累積リターンと、同じ期間のファンドの累積リターンを比べます。ファンドの下落幅を指数の下落幅で割って百分率にしたものがダウンサイドキャプチャーです。百を下回れば指数より下げにくかったこと、百を超えれば指数以上に下げたことを意味します。指数が上がった月だけを同じ方法で比べたものはアップサイドキャプチャーと呼ばれ、二つを並べると、そのファンドが守り型か攻め型かという性格が見えます。上昇局面で九十、下落局面で七十という組み合わせなら、上げをやや取りこぼしつつ下げをより抑えた運用だったと読めます。

具体例・注意点

下げに強いという表現は魅力的ですが、下げにくい商品は上げも取りこぼしていることが多く、片方だけを示した資料は判断材料として不十分です。また、計測期間に大きな下落局面が一度しか含まれていない場合、その一度の特性がそのまま数値になります。比較する指数が運用方針に合っていなければ、比率そのものに意味がありません。運用方針が途中で変わった商品では、期間をまたいだ数値の意味が薄れる点にも注意してください。数値だけを見て安心するのではなく、なぜ下げに強かったのかという説明が資料にあるかを確かめると、偶然か設計かを見分けやすくなります。

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